えれくとろん(さんそはっせいそうち)
エレクトロン(酸素発生装置)
Elektron
エレクトロン(酸素発生装置)は国際宇宙ステーション(ISS)の酸素供給装置のひとつで、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)にあります。通常は、プログレス補給船やスペースシャトルがISSに酸素、空気を供給しますが、使用できないか不足する場合は、エレクトロンが主要な酸素供給装置となります。
現在ISSで使用されているエレクトロンは、旧ソ連がミールで使用してきたエレクトロンの改良型で、ロシアによって開発されました。エレクトロンは、3人のクルー(一時的には最大6人)に必要な量の酸素を供給できます。
エレクトロンは、水を酸素と水素に電気分解して酸素を取り出します。使用する水は、ISS内部の空気から除湿により回収した水(凝縮水)を利用します。また、同時に発生する水素は船外に廃棄します。
エレクトロンは、水を酸素と水素に電気分解して酸素を取り出します。使用する水は、ISS内部の空気から除湿により回収した水(凝縮水)を利用します。また、同時に発生する水素は船外に廃棄します。
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