宇宙で、目を閉じて両腕を真横にのばすことが難しいらしいのはなぜでしょうか
宇宙では、地上でつくられた体の動作にかかわるプログラムと感覚がずれてしまうからです。
私たちが「歩く」、「物をつかむ」といった動作をしようとする場合、「どの筋肉を動かす」とか「力加減」など意識することはありません。これらの動作は、重力に依存する平衡(へいこう)感覚や筋肉の内部感覚、重力に依存しない視覚や触覚などの情報とともに、うまくプログラムされています。
宇宙では、このプログラムがつくられたときに存在した重力がなくなってしまうため、感覚の混乱がおこってしまうのです。
両腕を水平方向にのばすと、腕の重さがないため、実際よりも腕を高く上げているような感覚になるそうです。そのため、目を閉じて両腕を水平方向にのばそうとすると、やや下に向いた状態を水平と感じてしまいます。
同様に、足を床に固定した状態でまっすぐに立とうとすると、やや前かがみの姿勢になってしまうそうです。しかし、このような感覚の混乱も、時間が経つと次第に少なくなり、無重力に順応してくるそうです。
宇宙では、このプログラムがつくられたときに存在した重力がなくなってしまうため、感覚の混乱がおこってしまうのです。
両腕を水平方向にのばすと、腕の重さがないため、実際よりも腕を高く上げているような感覚になるそうです。そのため、目を閉じて両腕を水平方向にのばそうとすると、やや下に向いた状態を水平と感じてしまいます。
同様に、足を床に固定した状態でまっすぐに立とうとすると、やや前かがみの姿勢になってしまうそうです。しかし、このような感覚の混乱も、時間が経つと次第に少なくなり、無重力に順応してくるそうです。
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA