宇宙へ行くと、身長は変化するのでしょうか
身長は高くなります。
身長はふつう直立した姿勢で測定します。地上でこの姿勢をとっているときは、常に頭から足の方向に重力が働き、私たちの体は圧縮されているのです。特に背骨は、頸椎(けいつい)7本、胸椎(きょうつい)12本、腰椎(ようつい)5本の合計24本の骨が、軟骨をクッションにしてつながっており、それぞれの継ぎ目が圧縮された状態になっています。足の関節の部分も、同じように圧縮されています。無重力では、その「圧縮された分」が開放されて、身長が伸びるのです。
地上でも、寝ていたり、長く水中にいる場合、少し背が高くなっていることを知っているでしょうか。
宇宙飛行士の中には、7cm以上背が高くなった例もあります。向井宇宙飛行士や毛利宇宙飛行士も、5cmほど背が高くなったそうです。もちろん、宇宙服はこの身長の伸びを考慮してつくられています。
身長が急に伸びるのは、良いことばかりではありません。背骨が伸びる分だけ、その周りの筋肉も引っ張られるため、宇宙に行ってしばらくの間は、背中や腰に痛みがあるようです。
宇宙飛行士の中には、7cm以上背が高くなった例もあります。向井宇宙飛行士や毛利宇宙飛行士も、5cmほど背が高くなったそうです。もちろん、宇宙服はこの身長の伸びを考慮してつくられています。
身長が急に伸びるのは、良いことばかりではありません。背骨が伸びる分だけ、その周りの筋肉も引っ張られるため、宇宙に行ってしばらくの間は、背中や腰に痛みがあるようです。
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA