無重力で炭酸飲料を飲むのは、水やジュースやコーヒーを飲むのと違って大変です。なぜでしょうか
炭酸飲料は、缶を開けた瞬間に、生じた泡がどんどん大きくなり、中身が吹き出してしまうためです。
圧力が高いほど、気体は液体に溶けやすくなります。このことを利用したのが炭酸飲料です。二酸化炭素を高い圧力で液体に溶かし、缶やビンにつめてあります。炭酸飲料の口を開けると、さかんに泡が出るのは、圧力が下がり、溶けきれなくなった二酸化炭素が泡となって発生するためです。
地上では、泡は浮力で上昇し、液面から出てしまうため、それほど大きくなれません。しかし、無重力では、泡は炭酸飲料中にとどまったまま、どんどん大きくなるのです。その結果、泡のまわりの炭酸飲料がはじき飛ばされ、激しく吹き出すことになります。
開発された缶は、特殊なスチール製です。飲み口には、飲み物の流れを調節する装置や液もれを防ぐ安全ロックがついていて、レバーを押したときだけ、飲み口から炭酸飲料が出てくるしくみになっています。
地上では、泡は浮力で上昇し、液面から出てしまうため、それほど大きくなれません。しかし、無重力では、泡は炭酸飲料中にとどまったまま、どんどん大きくなるのです。その結果、泡のまわりの炭酸飲料がはじき飛ばされ、激しく吹き出すことになります。
開発された缶は、特殊なスチール製です。飲み口には、飲み物の流れを調節する装置や液もれを防ぐ安全ロックがついていて、レバーを押したときだけ、飲み口から炭酸飲料が出てくるしくみになっています。
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA