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宇宙ではどんなカメラを使っているのですか

デジタルカメラ

デジタルカメラは、1995年のSTS-71から搭載されており、その当時は、コダックのDCS460(ボディはニコンF90s)でした。 なお、その他に船内カメラとして35mmフィルムではニコンF5、70mmフィルムではハッセルブラッド203が使用されています。

その後、コダックのDCS660(2001年)、DCS760(2001年頃)(共にボディはニコンF5)、ニコンD2XS(2008年)、D3S(2010年4月)に切り替えられました。また、NASAのカメラではなく、ロシアが調達したカメラもあり、ニコンD1(2002年)、D1X、D100などが使われてきました。(2010年には、ロシアも新たなカメラとしてニコンD3XとD3Sを調達しました。)

デジタルカメラで撮影された画像は、ノートパソコンを経由してKuバンドを使って地上にダウンロードされ、NASAのホームページで公開されています。
35mmカメラF5とスピードライトSB-28DX
デジタルカメラDCS760と800mm望遠レンズ
デジタルカメラD1とスピードライトSB-28DX

EVA用カメラ

船外用カメラとしてはニコンF5(フィルムタイプ)が使用されました。

その後、2005年のSTS-114からデジタルカメラであるDCS760に切り替えられ、さらにニコンD2XSへ切り替えられました。 ロシアもニコンD1などを船外用カメラとして使っています。

ビデオカメラ

ビデオカメラ(カムコーダ)では、ソニーのVX-1000、DCR-PD100、DSR PD-150P、DSR-PD1PやキャノンのXL1やHi8が使われています。

ハイビジョンカメラ(HDTVカメラ)としては、日本がソニーのHVR-Z1JをISSに打ち上げた他、2007年からはキャノンXH G1が運ばれて使われており、従来型のビデオカメラからの切り替えが行われています。

また、船外活動クルーのワイヤレスビデオ送信機(WETA)からの映像を表示・記録するための、ポータブルビデオデッキも使用されています。
ミニDVカムコーダDCR-PD100
ミニDVカムコーダDSR-PD1P
ポータブルビデオデッキ

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA