宇宙では、どの位温度が高温になったり低温になったりするのですか
地球周辺の軌道を飛行する物体(スペースシャトルや人工衛星など)の表面の温度は、使用している物質の太陽光(赤外線)の吸収の度合いやその表面から熱を放射する度合いによって変わってきますが、だいたいの値は、陰の部分はマイナス150度、反対に日が当たっている部分はプラス120度ぐらいにまでなります。
白色の材料の物は赤外線をあまり吸収せず、熱も放射しないので比較的温度変化は少なくなります。一方黒色の材料のものは、赤外線の吸収はよいのですが、熱も放射しやすく太陽光が当たったときは高温になり、陰に入った時には逆に低温になります。
人工衛星などは、このような材質をうまく組み合わせて適度な温度範囲になるように設計されています。それでも温度が厳しすぎる場合は、ヒーターを追加したり、放熱板(ラジエータ)を追加したりします。
白色の材料の物は赤外線をあまり吸収せず、熱も放射しないので比較的温度変化は少なくなります。一方黒色の材料のものは、赤外線の吸収はよいのですが、熱も放射しやすく太陽光が当たったときは高温になり、陰に入った時には逆に低温になります。
人工衛星などは、このような材質をうまく組み合わせて適度な温度範囲になるように設計されています。それでも温度が厳しすぎる場合は、ヒーターを追加したり、放熱板(ラジエータ)を追加したりします。
ISSのラジエータ
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA