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宇宙飛行士が訓練に使うT-38ジェット練習機とはどのような飛行機ですか

T-38ジェット練習機は、ターボジェットエンジンを2基装備した音速ジェット機で、主に米空軍の戦闘機パイロット養成のために古くから使われている2人乗りの練習機です。
T-38ジェット練習機操縦訓練を行うことで、ストレス下での複数のタスク(通信、計器チェック、操舵など)を同時に行う技量を養います。

NASAでは、パイロットとミッションスペシャリストにジェット機の飛行訓練を義務づけています。よって、パイロットとミッションスペシャリストは、定められた飛行時間を経験するために、このT-38ジェット練習機での飛行を行っています。
また、宇宙飛行士がケネディ宇宙センターへ移動する際に、飛行訓練を兼ねてT-38ジェット練習機を使用しており、その他に、スペースシャトル帰還時の気象条件の確認にも使用しています。
T-38ジェット練習機
T-38ジェット練習機

主要緒元

名称 T-38 Talon
主な役割 高等ジェットパイロット訓練機
製造メーカー ノースロップ社
エンジン ゼネラル・エレクトリック社製J85-GE-5ターボジェットエンジン 2機(アフターバーナー装備)
推力 2,900 pounds (1,315 kilograms) アフターバーナーによる
サイズ 全長 14m、 全高 3.8m、全幅 7.6m
最大速度 マッハ1.08(海抜ゼロメートル地点)
最大上昇高度 16,667m以上
離陸総重量 5,485kg
航続距離 1,600km
武装 無し
単価 $756,000
定員 2名(教官、練習生)
運用開始 1961年3月

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA