宇宙飛行士になるにはどうすればよいのですか
令和3年度に行われた「2021年度 宇宙飛行士募集 募集要項」によると、次のすべての条件を満たす者となっています。
(1) 2021年度末(2022年3月末)の時点で、3年以上の実務経験を有すること※1。
(2) 以下の医学的特性を有すること。
身長 149.5-190.5㎝
視力 遠距離視力 両眼とも矯正視力1.0以上
色覚 正常(石原式による)
聴力 正常(背後2mの距離で普通の会話可能)
※1:修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなします。
ただし、次のいずれかに該当する者は応募資格がありません。
- 日本国籍を有しない者
- 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者又はその刑の執行猶予の期間中の者その他その執行を受けることがなくなるまでの者
- 日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者
- 反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有している者
(注)募集条件は今後変わる可能性があります。
宇宙では様々な活動が行われるため、多様なバックグラウンドをもった宇宙飛行士が、それぞれの得意分野を活かして活躍することが求められます。自分の専門があり、かつ他の分野にも柔軟に対応できることは、求められる資質の1つになります。
また、宇宙飛行士はチームワークが重要ですから、自分がリーダになればメンバーを率いてチームを運営し、自分以外の人がリーダになっていれば、リーダをサポートしてチーム活動を円滑に進めていくことなども大切です。
宇宙飛行士候補者になるために評価される特性など、詳しくはJAXA宇宙飛行士候補者募集特設サイトより、募集要項や、よくある質問をご覧ください。
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