Kibo-RPCは、日米オープン・プラットフォーム・パートナーシップ・プログラム(JP-US OP3)を通じた日米協力に基づいて、アジア・太平洋地域における「きぼう」利用の促進とSDGsへの貢献(人材育成)を目的に、JAXAとNASAが協力して取り組んでいる活動です。本活動を通じて、同地域の学生に宇宙でのロボット操作やコンピュータプログラミングに関する教育機会を提供しています。
Kibo-RPCの概要
Kibo-RPCは、国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」日本実験棟において、ISS船内ドローン※1を使用したロボットプログラミング競技会です。競技は「きぼう」船内をゲーム空間に見立て複数の課題が設定されます。参加者は、ISS船内ドローンを動かすプログラムを作成して※2、与えられた課題をクリアしながら、その時間や課題対応力について競います。
Kibo-RPCは今回で第5回目であり、2023年度に行われた前回大会では、12か国・地域より、過去最多の421チーム、1685人の学生が参加しました。
※2 参加者はJAXAとNASAが提供するプログラミング開発環境を利用して、ISS船内ドローンが自律的に動作するプログラムを作成します。
※3 アメリカ航空宇宙局(NASA)が開発した宇宙飛行士の作業代替・支援を目指す自律飛行型のロボット(https://www.nasa.gov/astrobee)
第5回Kibo-RPCの概要
募集対象
日本を含むKibo-RPC参加国/地域の大学院生までの学生
募集期間
2024年2月19日(月)~2024年5月13日 27日 (月) 午後11時59分(日本時間)
競技のシナリオ(このシナリオはフィクションです)
国際宇宙ステーション(ISS)で実施する、学生宇宙実験コンテスト「アジアントライゼロG」を行うための実験道具が行方不明であることが判明した!宇宙実験を提案した学生が、宇宙飛行士による実験をライブで見ようと、待ち構えている。実験開始前まで時間がない!Astrobeeを制御して開始までに道具を見つけよ!!
スケジュール
2024年4月 : プログラミング開始(シミュレーション環境オープン)
2024年6月末: 国内予選(JAXAシミュレーション環境を利用)
2024年11月上旬: 軌道上決勝大会(ISSの「きぼう」船内環境にて、Astrobee実機を利用)
国内説明会について
日時:2024年3月4日(月) 17:00~18:00 Teams会議にて開催
※ 説明は日本語で行いますので、お気軽にご参加ください。
※ 説明会への参加方法の詳細は特設サイトをご確認ください。
参加要件・詳細
第5回Kibo-RPC特設サイト(https://jaxa.krpc.jp/ja)をご確認ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
ぜひご応募ください!
ビデオクリップ
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA