公開 2024年12月18日
新薬設計支援プラットフォーム
<高品質タンパク質結晶生成実験(LTPCG※1 #10、MTPCG※2 #11)を終了しました>
- 11月7日から開始したMTPCG#11およびLTPCG#10実験について、12月16日に終了しました。ドラゴン補給船運用31号機(SpX-31)で回収するため、宇宙飛行士が、「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST)からLTPCG#10実験試料を取り出してDCB(Double Coldbag)に入れSpX-31に搬入しました。また、「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫2(FROST2)から取り出したMTPCG#11実験試料は、試料輸送用真空断熱容器に入れ、同じくSpX-31に搬入しました。
- ※1 高品質タンパク質結晶生成実験(4℃)(Low Temperature Protein Crystal Growth: LTPCG)
- ※2 高品質タンパク質結晶生成実験(20℃)(Moderate Temperature Protein Crystal Growth: MTPCG)
- (参考)高品質タンパク質結晶生成実験(JAXA MT PCG#11、JAXA LT PCG#10)を開始しました
超小型衛星放出プラットフォーム
<超小型衛星を放出しました(J-SSOD#30)※3>
- 12月2日、複数の宇宙飛行士が「きぼう」エアロック(JEMAL)スライドテーブル上からJOTI※4を取り外し、JEMALスライドテーブルにMPEP※5を取り付けました。
- 12月3日、宇宙飛行士が 地上と連携し、JEMALスライドテーブルのMPEP上にJ-SSODを取り付ける作業を行いました。また、翌4日、地上からJEMAL起動した後、宇宙飛行士が、J-SSODの機能確認準備を行い、地上からJ-SSODの放出機構の機能を確認しました。その後、宇宙飛行士が、J-SSOD放出に向けた最終準備を行いました。
- 12月9日、地上からJEMRMSとJEMALを操作してJ-SSODを船外に搬出し小型衛星放出ポジションへと移動、地上からの操作で「きぼう」から5機の超小型衛星を放出しました。その際、宇宙飛行士が小型衛星放出の様子を写真撮影しました。
- 12月10日、地上からJEMRMSを操作し、J-SSODをJEMAL内に搬入しました。
- ※3 小型衛星放出機構(J-SSOD)による超小型衛星放出の第30回シリーズ
- ※4 JEM ORU Transfer Interface: JOTI
- ※5 親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)
- (参考)「きぼう」から超小型衛星5機放出に成功!
船外ポート利用プラットフォーム
<HDTV-EF2※6 カメラ撮影>
- 12月9日、中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※7 上のHDTV-EF2からJ-SSOD#30として超小型衛星が「きぼう」から放出される様子の撮影を行いました。
- 12月11日、地上からの操作でHDTV-EF2による撮影を行いました。
- ※6 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
- ※7 中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
学術研究の推進
<Hicari-II※8 実験Run#7継続中>
- 11月26日から継続していた温度勾配炉(GHF)※9 の真空引きを、12月3日に終了しました。その後、地上からの操作でGHFのシーケンス加熱を続けています。
継続実施中
船外利用
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命医科学分野、他
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2024.12.16-2024.12.29 | [ pdf: 332.8 KB] | 74082 |
先週の実績 2024.12.2-2024.12.15 | [ pdf: 342.9 KB] | 74081 |