公開 2022年9月 7日
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※1 を利用した実験>
- 8月30日、宇宙飛行士が試料カートリッジを清掃し、試料ホルダを交換しました。その後、地上からMSPR2を起動してELF実験(Fragility)※2 に向けた動作確認を行いました。
- 9月2日、地上からMSPR2を起動し、ELF実験(Fragility)を行いました。
- ※1 静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)利用サービス
- ※2 新奇機能性非平衡酸化物創製に向けた高温酸化物融体のフラジリティーの起源の解明(Fragility)
超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得
<FLARE実験※3 を実施中>
- 8月25日、26日、地上から多目的実験ラック(MSPR)の固体燃焼実験装置(SCEM※4)を起動してSCEM燃焼容器を加圧した後、SCEMを遮断し、燃焼容器に加圧時のもれがないか確認を行いました。その後再び地上からSCEMを起動してSCEM燃焼容器を減圧した後、SCEMを遮断し、燃焼容器に減圧時のもれがないかの確認を開始しました。これらの確認は8月29日に完了しました。
- 9月1日、地上からMSPRおよびSCEMを起動してFLARE実験を行いました。
学術研究の推進
<Advanced Nano Step※5 実験終了とサンプル帰還準備>
- 7月20日から継続していたAdvanced Nano Step実験(Run#4)が、8月23日に終了しました。その後、溶液結晶化観察装置(SCOF)※6 と流体ラックを地上から遮断しました。
- 8月30日、Advanced nano Stepサンプルの帰還準備として、実験サンプル(セル)を流体ラックのSCOFから取り外し、米国実験棟の冷蔵庫(MERLIN)に収納しました。
- ※5 タンパク質結晶の完全性を左右する不純物の結晶への分配係数と結晶成長機構との関係(Advanced Nano Step)
- ※6 溶液結晶化観察装置(Solution Crystallization Observation Facility: SCOF)
継続実施中
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)を利用した曝露実験
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
- 長期宇宙滞在がヒトの脳循環調節機能に及ぼす影響(Cerebral Autoregulation)
- 微小重力の環境で老化が加速するメカニズムの研究(Phospho-aging)
- タンパク質結晶の完全性を左右する不純物の結晶への分配係数と結晶成長機構との関係(Advanced Nano Step)
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2022.9.5-2022.9.18 | [ pdf: 395.1 KB] | 73372 |
先週の実績 2022.8.22-2022.9.4 | [ pdf: 405.6 KB] | 73371 |