公開 2022年3月 9日
船外ポート利用プラットフォーム
<中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※1:HDTV-EF2※2 カメラ撮影>
- 2月21日、i-SEEP上のHDTV-EF2カメラを操作し、シグナス補給船運用17号機(NG-17)がISSのロボットアーム(SSRMS)に把持される様子を撮影しました。
- ※1 中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
- ※2 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
<中型曝露実験アダプタ2(i-SEEP2)の設置>
- 2月28日、NG-17でISSに到着したi-SEEP2を「きぼう」エアロックスライドテーブル上に設置し、その上に小型ペイロード搭載支援装置(SPySE)※3 を取り付けました。また、翌3月1日にかけて、地上から「きぼう」ロボットアーム(JSMRMS)を起動し、SSE(SFA保管装置)から子アーム(SFA)を取り出しました。
- 3月2日、i-SEEP2に米国ぺイロードを取り付け、2月28日に設置したSPySE上に全固体電池軌道上実証装置(Space AS-Lib)※4 および、簡易材料曝露実験ブラケット(ExBAS)※5 を取り付けました。
- 3月3日、SPySEやExBASなどの専用装置を取り付けたi-SEEP2を「きぼう」エアロックから船外に搬出し、翌4日に地上からJEMRMS/SFAを操作して船外ポート11番(EFU#11)に取り付けました。その後地上から、i-SEEP2、SPySE、Space AS-LiB、ExBASの起動と動作確認を行いました。
- 3月6日、地上からJEMRMSを操作し、SFAをSSEに片付けました。
- ※3 小型ペイロード搭載支援装置(Small Payload Support Equipment: SPySE)
- ※4 全固体電池軌道上実証装置(All Solid State Li-ion Batter: Space AS-LiB)
- ※5 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)
宇宙実験を支える基盤技術の強化
<SCEM※6 準備>
- 3月4日、FLARE実験※7 の準備として、NG-17でISSに到着したCPUボードをSCEMに取り付けました。
研究者の内在的動機に基づく学術研究の推進
<Hicari-II※8 の加熱を行っています>
- 2月21日、地上から行っていた温度勾配炉(GHF)※9 の真空引きを完了しました。その後、Hicari-IIとして、地上からGHFのシーケンスによる加熱を開始しました。現在、加熱を続けているところです。
継続実施中
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
- 長期宇宙滞在がヒトの脳循環調節機能に及ぼす影響(Cerebral Autoregulation)
- 微小重力の環境で老化が加速するメカニズムの研究(Phospho-aging)
- 閉鎖微小重力環境下におけるプロバイオティックスの継続摂取による免疫機能及び腸内環境に及ぼす影響の検討に係る共同研究(Probiotics)
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2022.3.7-2022.3.20 | [ pdf: 379.7 KB] | 73191 |
先週の実績 2022.2.21-2022.3.6 | [ pdf: 371.0 KB] | 73190 |