公開 2022年2月 9日
超小型衛星放出プラットフォーム
<超小型衛星を放出しました(J-SSOD#20※1)>
- 1月31日、「きぼう」エアロックスライドテーブル上のMPEP※2 にJ-SSODを取り付けました。翌2月1日、放出に向けた動作確認を行いました。
- 2月3日、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)を操作し、「きぼう」エアロックスライドテーブルに設置されたJ-SSODを小型衛星放出ポジションへ移動しました。その後、地上からの操作で、搭載された超小型衛星を2度に分けて放出しました。衛星放出の様子は宇宙飛行士が写真撮影を行いました。
- 2月4日、地上からJEMRMSを操作し、J-SSODを船内に搬入しました。
- ※1 小型衛星放出機構(J-SSOD)による超小型衛星放出の第20回シリーズ
- 関連トピックス:「きぼう」から超小型衛星2機放出に成功!
- ※2 親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)
スペシャルトピックス:「きぼう」エアロックの活用
<小型衛星放出機構(NRCSD#22)※3 から小型衛星を放出しました>
- 1月26日、地上からJEMRMSを操作し、「きぼう」エアロックスライドテーブルに設置されたNRCSDを小型衛星放出ポジションへ移動しました。その後、地上からの操作で搭載された小型衛星を放出し、その様子を宇宙飛行士が写真撮影を行いました。
- 1月27日、地上からJEMRMSを操作し、NRCSDを船内に搬入しました。1月31日に次のJ-SSOD#20の準備として、宇宙飛行士がNRCSDを取り外しました。
- ※3 米国NanoRacks社製の小型衛星放出機構(NanoRacks CubeSat Deployer: NRCSD)による小型衛星放出の第22回シリーズ
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※4 を利用した実験を行っています>
- 1月25日、28日、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、ELF実験(Super glassテーマ)※5 を行いました。
- ※4 静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)利用サービス
- ※5 Super Glassテーマ
実験テーマ:Microgravity Investigation of Thermophysical Properties of Supercooled Molten Metal Oxides(Super glass)
研究代表者:米国MDI社、Richard Weber 博士
関連トピックス:静電浮遊炉を利用した米国の2番目の実験を開始しました!
宇宙実験を支える基盤技術の強化
<細胞培養装置追加実験エリア(CBEF-L)※6 の設定確認>
- 2月2日、今後の実験に向け人工重力区×2の設定に変更し機能確認を行いました。翌3日、確認で使用した植物実験ユニット(PEU)※7 を取り外しました。
- ※6 細胞培養装置追加実験エリア(Cell Biology Experiment Facility-Left:CBEF-L)
- ※7 細胞実験ユニット(Plant Exp Unit:PEU)は細胞培養装置搭載用生物実験ユニット(Biological Experiment Unit: BEU)のラインアップの1種
<温度勾配炉(GHF)※8 の機能確認>
- Hicari-II※9 にむけ、1月中旬から勾配炉ラックとGHFの真空引きや加熱などの機能確認が行われています。
継続実施中
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
- 長期宇宙滞在がヒトの脳循環調節機能に及ぼす影響(Cerebral Autoregulation)
- 微小重力の環境で老化が加速するメカニズムの研究(Phospho-aging)
- 閉鎖微小重力環境下におけるプロバイオティックスの継続摂取による免疫機能及び腸内環境に及ぼす影響の検討に係る共同研究(Probiotics)
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2022.2.7-2022.2.20 | [ pdf: 373.5 KB] | 73170 |
先週の実績 2022.1.24-2022.2.6 | [ pdf: 367.8 KB] | 73169 |