公開 2021年10月13日
新薬設計支援プラットフォーム
<JAXA PCG※1 #18を開始しました>
- 10月1日、JAXA PCG#18に向け「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST2)の温度調整を開始しました。
- 10月5日、ソユーズMS-19宇宙船(65S)で打ち上げられた実験機材および実験試料を用いて、試料の結晶化処置を行ったのちFROST2に収納して実験を開始しました。今後、20℃で温度制御しながら結晶成長させ、12月下旬にソユーズ宇宙船で実験試料を地上に回収する予定です。
- ※1 高品質タンパク質結晶生成実験(Protein Crystal Growth: PCG)
- 関連トピックス:ロシアとの協力協定による高品質タンパク質結晶生成実験(JAXA PCG#18)を開始しました
超小型衛星放出プラットフォーム
<超小型衛星を放出しました(J-SSOD#19※2)>
- 9月28日、超小型衛星放出準備として地上から「きぼう」エアロックスライドテーブル上にMPEP※3 を取り付け、J-SSODを設置しました。
- 9月30日、地上と連携して機能確認を行った後、放出口のカバーを取り外し、MLI※4 カバーの取り付けを行い、J-SSODを「きぼう」エアロック(JEMAL)内に収納しました。翌10月1日、地上からJEMALを減圧しました。
- 10月5日に、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)を起動し、J-SSODの船外搬出作業を開始しました。翌6日、地上からJEMRMSを操作し、J-SSODをJEMALから小型衛星放出ポジションへ移動しました。その後、地上操作によりJ-SSODに搭載された小型衛星を放出し、その様子を宇宙飛行士が写真撮影を行いました。翌7日、地上からJEMRMSを操作し、J-SSODをJEMALから船内に搬入しました。
- ※2 小型衛星放出機構(J-SSOD)による超小型衛星放出の第19回シリーズ
- ※3 親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)
- ※4 多層断熱材(Multi Layer Insulation: MLI)
- 関連トピックス:「きぼう」から超小型衛星4機放出に成功!
船外ポート利用プラットフォーム
<中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※5 :HDTV-EF2※6 カメラ撮影>
- 10月6日、J-SSOD#19で超小型衛星が放出される様子を撮影しました。
- ※5 中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
- ※6 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※7 を利用した実験を行っています>
- 9月27日、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動してELF実験を行いました。
- 10月1日、試料ホルダを交換し、地上からMSPR2を起動して機能確認を行いました。10月4日、8日、地上からMSPR2を起動し、ELF実験を行いました。
継続実施中
新薬設計支援プラットフォーム
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 簡易曝露実験装置(ExHAM)を利用した曝露実験
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
- 長期宇宙滞在がヒトの脳循環調節機能に及ぼす影響(Cerebral Autoregulation)
- 微小重力の環境で老化が加速するメカニズムの研究(Phospho-aging)
- 閉鎖微小重力環境下におけるプロバイオティックスの継続摂取による免疫機能及び腸内環境に及ぼす影響の検討に係る共同研究(Probiotics)
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2021.10.11-2021.10.24 | [ pdf: 366.4 KB] | 73049 |
先週の実績 2021.9.27-2021.10.10 | [ pdf: 375.4 KB] | 73048 |