新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)を搭載したH3ロケット7号機は、10月26日(日) 午前9時00分に、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場 第2射点(LP2)から予定通りに打ち上げられました。
以下は、ロケット分離後からHTV-Xの把持・結合までの運用手順です。
以下は、ロケット分離後からHTV-Xの把持・結合までの運用手順です。
ロケット分離直後の運用
- ロケットから分離を確認後、自動シーケンスによる初期運用
(TDRS衛星との通信確保によりつくばの運用管制室との通信開始、太陽電池パネル展開、三軸姿勢確立)
ランデブ運用(3〜4日程度)
- 複数の高度・位相調整マヌーバを経てISSへ徐々に接近
- ISSとの通信確立距離まで接近後、PROX通信確立
近傍運用
- ISS下方500m付近からISSへの最終接近
- ISS下方約10mにて相対停止
- 宇宙飛行士が操作するSSRMSによりHTV-Xを把持(キャプチャ)
HTV-Xの把持・結合運用
- ISSロボットアーム(SSRMS)からの給電開始
- SSRMSによるISS地球側結合部へのHTV-X移動、地上コマンドによる結合
- 宇宙飛行士によるリークチェック、ISS-HTV-X間の電源・通信ケーブル、空気ダクトの連結
- 電源・通信系統の切替によりISSのいちモジュールとしての起動完了
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA