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デクスター

Dextre

「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)は、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)の技術を応用して、カナダ宇宙庁(CSA)が設計・開発したロボットアームです。

デクスターは、人間の上半身のような形をしており、SSRMSの先端に取り付けて使用されます。デクスターにより、これまでクルーが船外活動で行っていたような複雑な作業を、ロボット操作で行うことができるようになりました。

デスティニーの外壁に保管されたデクスター

デクスターは、2008年3月のISS組立フライト1J/A(STS-123ミッション)で打ち上げられ、軌道上で船外活動により組み立てられました。使用されない時は、「デスティニー」(米国実験棟)の外壁に設置され、保管されます。

「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)(©CSA)

デクスターの主要諸元

項目
重量 1,688kg
長さ 3.66m(本体)
3.51m(本体肩部からOTCMの先端まで)
取扱い重量 OTP=最大600kg
OTCM=最大600kg
エンドエフェクタ(把持手)=最大1,000kg

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※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA