きゅーぽら
キューポラ
Cupola
キューポラは、7枚の窓と国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)の操作盤などを備えた小型ユニットです。キューポラは、SSRMSの操作以外にも、船外活動や、宇宙機の接近および分離時のモニタ場所として使用されます。また視野が広いため、地球や天体などの観測にも使用することができます。
キューポラは、スペースシャトル「エンデバー号」によるSTS-130(20A)ミッションで、「トランクウィリティー」(第3結合部)に取り付けられた状態でISSに運ばれました。ISS到着後、キューポラは、トランクウィリティーの地球側(下側)の結合機構に移設されました。
キューポラは、欧州宇宙機関(ESA)が開発したユニットで、所有権はNASAにあります。ESAは、NASAに対してスペースシャトルで曝露ペイロードを輸送してもらう代わりにキューポラを開発しました。
キューポラの主要諸元
項目 | 値 |
寸法 | 高さ:約1.5m 最大直径:約3m(※) 天窓:直径80cm |
質量 | 打上げ時:約1,805kg 軌道上:約1,880kg |
※デブリ防護システムのシャッター、軌道上取り外し可能型グラプル・フィクスチャ(Flight Releasable Grapple Fixture: FRGF)を含む
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