2005年、2009年~2010年、2020年~2021年と3度の宇宙飛行を完遂し、日本の有人宇宙活動をけん引してきた野口聡一宇宙飛行士が2022年5月25日に記者会見を開き、6月1日付でJAXAを退職することを発表しました。
野口宇宙飛行士の挨拶に先立ち、JAXA理事/有人宇宙技術部門長の佐々木宏より、野口宇宙飛行士のこれまでの活躍を紹介しました。そして、これからの新しい挑戦を応援し、日本と世界の宇宙開発への貢献を期待すること、また、これまで長らくご協力、ご支援をいただいた関係各位、国民の皆さまへの感謝の気持ちを伝えました。
続いて野口宇宙飛行士が「1996年6月に宇宙飛行士候補者として選抜されて26年間、皆さまにいろいろな形で応援いただきありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、老子の言葉、「功遂げ身退くは、天の道なり」を引用し、今後はJAXAを離れ、ー民間人として宇宙を盛り上げていきたい、我々の未来を作ってくれる次世代を担う子どもたちを育成していくお手伝いが出来れば良いなと思っている、と退職の決断に至った理由を語りました。
また、まずは家族、そしてNASAを含め関係者への感謝の想いを述べると共に、会場に集まった報道・メディアの方々にも、「数いる宇宙飛行士の中でも私ほどメディアを愛した宇宙飛行士はいなかっただろう」「メディアの皆さまを通じて国民の皆さまにも声を届けていただいた」と、謝意を伝えました。
また、まずは家族、そしてNASAを含め関係者への感謝の想いを述べると共に、会場に集まった報道・メディアの方々にも、「数いる宇宙飛行士の中でも私ほどメディアを愛した宇宙飛行士はいなかっただろう」「メディアの皆さまを通じて国民の皆さまにも声を届けていただいた」と、謝意を伝えました。
その後、会場に集まった記者の皆さまとの質疑応答に移り、今後の活動に関する質問や、宇宙を
経験したことによる内面や考え方の変化について訊く声などが寄せられました。
経験したことによる内面や考え方の変化について訊く声などが寄せられました。
最後に「今日は大勢の皆さんに26年間お疲れ様と言われて、大変うれしい気持ちで会場を去ることができます。これからも宇宙を目指す子どもたちに明るい未来圏への夢を持ってもらうよう活動を続け、仲間の宇宙飛行士たちの挑戦を助けていくとともに、様々な垣根を越えて新しい総合知に向けて進んでいけるよう、色々なところで活躍していきたい。26年間ありがとうございました。これからも宜しくお願いいたします」と語り、1時間以上にわたった会見を締めくくりました。
記者会見の模様はYouTubeでライブ配信され、多くの皆さまにご覧いただきました。見逃した方はアーカイブ配信をご覧ください。また、野口宇宙飛行士が26年の中で挑戦したミッションをまとめたダイジェスト映像、記者会見で配布された「野口宇宙飛行士から皆様へのご挨拶」もぜひご覧ください。
記者会見の模様はYouTubeでライブ配信され、多くの皆さまにご覧いただきました。見逃した方はアーカイブ配信をご覧ください。また、野口宇宙飛行士が26年の中で挑戦したミッションをまとめたダイジェスト映像、記者会見で配布された「野口宇宙飛行士から皆様へのご挨拶」もぜひご覧ください。
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA