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2021.05.21
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古川宇宙飛行士向け「Pre宇宙日本食」の搭載希望の募集について

  • 宇宙のくらし
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「宇宙日本食認証プロセス中途での搭載の特例」に従いまして、2023年頃に国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在を行う予定の古川宇宙飛行士向けの「Pre宇宙日本食」について、次のいずれかの条件を満たす食品を対象に募集を行いますので、お知らせいたします。今回の古川宇宙飛行士向けPre宇宙日本食の募集では、ISS搭乗飛行士の栄養管理上の課題である「ナトリウムの摂りすぎ」「カルシウムが不足しがち」の解決に繋がる食品を広く募集いたします。

  1. 宇宙日本食認証申請済みで、認証に向けて調整・審査中の食品。
  2. 以下のA)かB)に該当し、募集締め切りまでに認証に向けた調整が開始できる食品※1

A) ナトリウムが少ない食品
以下のどれかに該当する主食または副食(主菜・副菜・汁物)であること。
(ア) 比較対象食品※2に対して喫食時重量120mg/100g以上低減されている食品
(イ) 比較対象食品に対して25%以上低減されている食品
(ウ) 喫食時重量120mg/100g以下である食品

B) カルシウムが豊富な食品
以下に該当する食品
(ア) 喫食時重量100g当たり204mg(飲料の場合は102mg)または100kcalあたり68mg以上含まれている食品

応募締め切り

2021年6月30日(水) ※応募は締め切りました

「Pre宇宙日本食」は、宇宙日本食認証を受けるためのプロセスの途中で、日本人宇宙飛行士のISS長期滞在が計画された際に、宇宙食をISSに輸送する宇宙機の打上げのタイミングによって、賞味期間が1.5年間に満たなくともISSでの喫食が可能なことが判明した場合、JAXAが必要な保存試験の期間のお知らせとともに募集する特例です。ISS搭載の前に、必要な期間の保存試験と宇宙日本食の二次審査同等の審査を受けていただきます。
今回の古川宇宙飛行士向けの「Pre宇宙日本食」の賞味期間(宇宙日本食認証基準4.5.4項の保存性)については、12ヶ月間※3以上を要求します。
ご応募・お問い合わせは、宇宙日本食事務局お問い合わせフォームよりお願いします。

※1 現在、宇宙日本食認証申請を行っていない食品については、2021年7月10日までに「宇宙日本食認証申請 調整作業申込書」を宇宙日本食事務局まで提出いただくことが必要です。なお、応募を考えられている企業等において、期限までに申込書の提出が難しい等の事情がある場合も上記宇宙日本食事務局までご相談ください。なお、申込書の提出時に、上記A)又はB)に該当する見込みであることを確認できる書類も併せてご提出ください。
※2 比較対象食品とは、一般流通品(減塩食品を除く)または食品成分表で、申請食品と同種の食品を指します。
※3 古川宇宙飛行士のISS滞在時期及び賞味期間要求は、今後のISS輸送機等の打上げスケジュールによって変更の可能性があります。「Pre宇宙日本食」にて搭載を希望される企業・団体様には、変更の都度、お知らせいたします。

なお、「Pre宇宙日本食」として認証された場合でも、海外の輸送機による打上げの場合、最新の輸出入条件より搭載ができなくなる場合がありますので、予めご了承ください。

想定スケジュール

2021年4月時点

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA