きぼう利用ネットワーク・クロス
~宇宙ライフサイエンス実験の最新成果~

公開 2024年11月18日

シンポジウム

地上約400km上空に滞在する国際宇宙ステーション(ISS)内の「きぼう」日本実験棟での生命科学実験が始まって約15年が経過しました。これまでに細胞を含む生体に対する微小重力と宇宙放射線の効果に着目した40以上の実験が行われています。本シンポジウムでは遺伝子、細胞、個体に対する宇宙環境影響および宇宙実験技術に関する最新成果を紹介するとともに、今後の宇宙実験のあり方について議論します。

きぼう利用ネットワーク・クロスについて

JAXAではこれまでの「きぼう」利用の成果や現在利用できるサービスを紹介し、今後の低軌道利用や有人探査に向けて期待される「きぼう」の利用について考える場として、「きぼう利用ネットワーク・クロス」を定期的に開催しています。今回のきぼう利用ネットワーク・クロスでは、第47回 日本分子生物学会年会 公募シンポジウムの一環としてシンポジウムを開催します。「微小重力環境・宇宙放射線被ばく下で、遺伝子、細胞、個体に一体何が起こるのか」について、最新の代表的な実験成果をまとめて紹介することで、より多くの方に宇宙での実験に興味を持っていただく機会としたいと考えています。

概要

テーマ
会場
交通および会場案内 (第47回 日本分子生物学会年会)
開催日時
  • 本シンポジウムは第47回分子生物学会年会の公募シンポジウム(3AS-02)として開催します。ご参加には、第47回分子生物学会年会への参加登録(有料)が必要です。
  • 第47回 日本分子生物学会年会
注意事項
  • 本シンポジウムはオンデマンド配信の予定はありませんのでご留意ください
  • シンポジウム企画の今後の改善のため、当日の映像をJAXAで録画し内部利用します。予めご了承願います。

プログラム

 オーガナイザ   曽我部 正博 教授(金沢工業大学)、石毛 智子 主任研究開発員(JAXA)

時間 内容 発表者/登壇者
09:00 ~ 09:05
Introduction
石毛 智子 主任研究開発員(JAXA)
09:05 ~ 09:25  招待講演 Q&A  
重力およびメカニカルストレスはミトコンドリア翻訳を活性化する

関連テーマ:Ribosome Profiling

脇川 大誠 リサーチアソシエイト(理化学研究所)
09:25 ~ 09:45  招待講演 Q&A  
動物細胞の重力感知機構の解析

関連テーマ:Cell Gravisensing

小林 剛 講師(名古屋大学)
09:45 ~ 10:05  招待講演 Q&A  
無重力や寝たきりによる筋萎縮の予防に有効なバイオ素材の探索

関連テーマ:Anti-Atrophy

二川 健 教授(徳島大学)
10:05 ~ 10:25  招待講演 Q&A  
哺乳類の宇宙生殖生物学

関連テーマ:Space Pup-II Space Embryo

若山 清香 准教授(山梨大学)
10:25 ~ 10:45  招待講演 Q&A  
微小重力がもたらすヒト臓器創出の新展開:宇宙実験の最新成果

関連テーマ:Space Organogenesis

田所 友美 助教(横浜市立大学)
10:45 ~ 10:55  招待講演  
国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟を利用した細胞生物学研究の進展
山﨑 誠和 主任研究開発員(JAXA)
10:55 ~ 11:15
総合討論
 司会   曽我部 正博 教授(金沢工業大学)

展示ブース

会期中、展示ブースを設けています。JAXAブースでは、ポスターや宇宙実験で使用する実機などを用いて、「きぼう」でのライフサイエンス実験について紹介します。宇宙実験担当もブースにいますので、お立ち寄りください。
日時
会場
交通および会場案内 (第47回 日本分子生物学会年会)

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
お問い合わせ

きぼう利用ネットワーク

「きぼう」利用や宇宙実験に関する最新情報をお届けします。「きぼう」利用や宇宙実験に興味のある方はどなたでもご参加いただけます。

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