せいめいかがくじっけんしせつ
生命科学実験施設
Centrifuge
セントリフュージ(生命科学実験施設)は、宇宙でのライフサイエンスの研究を目的とした施設で、国際宇宙ステーション(ISS)を構成する要素のひとつです*。
* 2005年9月にNASAのISS計画見直しの一環としてセントリフュージは打ち上げないことになり、開発は中止しました。
宇宙に運んだ生物に人工重力を与え、宇宙や地上の生物などと比較することによって、宇宙に運ばれた生物が地上とは異なる振る舞いをする原因について研究できるようになります。 セントリフュージは、人工的に重力を発生する重力発生装置、隔離空間で生物試料を処理するための生命科学グローブボックス、生物飼育箱搭載ラック、冷凍庫ラック、保管ラック、およびそれらを搭載する与圧モジュール(重力発生装置搭載モジュール(Centrifuge Accomodation Module: CAM))で構成されています。
セントリフュージの主要諸元
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重力発生装置CR | 生命科学グローブボックスLSG | 重力発生装置搭載モジュールCAM | |
質量 | 約2トン | 約1トン | 約10トン |
最大寸法 | 直径:2.5m 奥行き:1.5m |
縦:2m 横:1m 奥行き:2m |
外径:4.5m 長さ:9m |
収容能力 | 生物飼育箱搭載個数:最大4個 | 生物飼育箱搭載個数:最大4個 | ラック搭載個数:15ラック |
備考 | 発生重力:0.01~2.00G(0.01G刻み) | 作業空間の容量:450リットル | 供給電力:6,250W×2+3,000W×1 |
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