たもくてきほきゅうもじゅーる(れおなるど、らふぁえろ、どなてろ)
多目的補給モジュール(レオナルド、ラファエロ、ドナテロ)
Multi-Purpose Logistics Module: MPLM (Leonardo, Raffaello, Donatello)
多目的補給モジュール(Multi-Purpose Logistics Module: MPLM)は、イタリア宇宙機関(Agenzia Spaziale Italiana: ASI)が開発した輸送モジュールです。与圧補給品をISSへ運ぶことを目的とし、3機開発されています。それぞれ、「レオナルド」、「ラファエロ」、「ドナテロ」という愛称が付けられています。
MPLMは、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に乗せて打ち上げられ、「ユニティ」(第1結合部)の下側の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)に結合し、クルーがラックや補給品を搬入/搬出します。作業終了後は、再びスペースシャトルに積み込み、地上へ帰還します。
MPLM内には、最大16台のラックを搭載でき、このうち、5台のラックには電力を供給することができるので、冷凍・冷蔵庫などにも電力を供給しながら運ぶことができます。
現在は、レオナルドのみが、恒久型多目的モジュール(PMM)として、ISSで使用されています。
多目的補給モジュールの仕様
項目 | 仕様 |
全長 | 約6.6m |
外部直径 | 約4.5m |
容積 | 76.4m3 |
打上げ時重量 | 9,072kg(最大5tの貨物を搭載) |
CBMハッチ開口部 | 1.3m×1.3m(他の与圧モジュールと同じ) |
関連リンク
関連カテゴリ
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA