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スペースシャトル着陸訓練機
Shuttle Training Aircraft: STA
スペースシャトル着陸訓練機(Shuttle Training Aircraft: STA)は、スペースシャトルの帰還着陸時の操縦訓練を行うための飛行機で、一般的なビジネスジェット機(Gulf Stream II)を改造してスペースシャトル着陸時の飛行特性を模擬しています。
スペースシャトルは、飛行用のエンジンを搭載していないため、航空機のように離陸する事ができません。そのため実機での着陸訓練を行うことができないので、このような訓練機を用いて着陸訓練を行います。
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訓練は、地上高度約10,000mから着陸までを通して行いますが、スペースシャトルとSTAのコクピットの高さの違いにより、実際には着陸せずに滑走路の4~5m上空で"スペースシャトルの着陸"とするそうです(下図参照:STAとスペースシャトルの比較)。
スペースシャトルは、帰還時にはグライダのように滑空しながら滑走路にアプローチするため、通常のジェット機とはアプローチの感覚が違うように思われますが、STAはその特性を見事に模擬しており、ミッションを終えたパイロットのほとんどが「着陸はSTA訓練そのものだった。」とコメントするそうです。
STAは着陸訓練のほかに、スペースシャトル打上げ前や帰還着陸前に上空の天候を確認するために使用される事もあります。
スペースシャトルは、帰還時にはグライダのように滑空しながら滑走路にアプローチするため、通常のジェット機とはアプローチの感覚が違うように思われますが、STAはその特性を見事に模擬しており、ミッションを終えたパイロットのほとんどが「着陸はSTA訓練そのものだった。」とコメントするそうです。
STAは着陸訓練のほかに、スペースシャトル打上げ前や帰還着陸前に上空の天候を確認するために使用される事もあります。
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