JAXAが主催する、第4回「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo Robot Programming Challenge: Kibo-RPC)※1 の軌道上決勝大会を10月21日に開催いたします。大会の様子は、YouTubeで配信しますので、ぜひご覧ください。
概要
開催日時
10月21日(土) 13:00-14:30
競技のシナリオ(このシナリオはフィクションです)
2022年に発生したスペースデブリの衝突によるエアリークは、優秀な学生プログラマーの手によって修復され、ISSにも平和が戻った。しかし、2023年、「きぼう」の制御装置から、船外制御システムの冷媒として使用されるアンモニアが船内に漏入したことが疑われるデータが確認された。リーク箇所は冷却水配管内の圧力上昇により経時的にランダムに増えていった。Astrobeeのレーザー照射によりリーク箇所を修復せよ!
軌道上決勝大会とは
軌道上決勝大会では、表1に示したKibo-RPC参加国・地域代表の学生たちによって作成されたプログラムを、軌道上のAstrobee実機にインストールして自律飛行させ、その戦略と技術力を競います。
軌道上決勝大会の栄冠はどのチームの手に?!
軌道上決勝大会の栄冠はどのチームの手に?!
表1 軌道上決勝大会参加チーム一覧(アルファベット順)
国・地域 | チーム名 |
オーストラリア | Dream Rover |
バングラデシュ | Team Paragon |
日本 | Eager Hoper |
マレーシア | Zetsubo |
シンガポール | SST 1 |
台湾 | Flying Unicorns |
タイ | Galactic4 | UAE | AUS-IEEE-RAS |
アメリカ合衆国 | Team Salcedo |
UNOOSA(国連宇宙部) | ORION |
※1 Kibo-RPC
Kibo-RPCは、日米オープン・プラットフォーム・パートナーシップ・プログラム(JP-US OP3)を通じた日米協力に基づいて、アジア・太平洋地域における「きぼう」利用の促進とSDGsへの貢献(人材育成)を目的に、JAXAとNASAが協力して取り組んでいる活動です。本活動を通じて、同地域の学生に宇宙でのロボット操作やコンピュータプログラミングに関する教育機会を提供しています。
関連リンク
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA