JAXAが主催する、第3回「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo Robot Programming Challenge: Kibo-RPC)※1の参加チーム募集および参加チームのプログラム提出が終了しました。それに伴い、それぞれの参加国・地域での予選が始まりました。
参加チーム募集結果
今大会には、Kibo-ABC※2メンバーの国・地域とアメリカ合衆国の合計12か国・地域(表1)が参加し、351チーム、1431人の応募がありました。たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
なお、今大会では、Kibo-RPC参加国・地域以外の学生でも、Kibo-RPC参加国・地域のチームと合同チームを結成することにより参加できる枠組み(Worldwide Team)を設けたことにより、ブラジル、コスタリカ、インド、スリランカ、チュニジアの学生も参加しています。(全351チーム中、Worldwide Teamは13チーム)
表1 各国・地域からの参加状況
国・地域名 | チーム数 |
オーストラリア | 3 |
バングラデシュ | 25 |
インドネシア | 10 |
日本 | 34 |
マレーシア | 19 |
ネパール | 0 |
ニュージーランド | 15 |
シンガポール | 9 |
台湾 | 20 |
タイ | 197 |
アメリカ合衆国 | 18 |
ベトナム | 1 |
合計 | 351 (内、Worldwideチーム13) |
予選大会と決勝大会
参加チームは各国で開催される予選大会に向け、チームで協力しながら、軌道上のロボットを制御するためのAPK(Android Application Package)と呼ばれるプログラムを作成します。APKの提出は6月27日に締め切られ、提出したチームのみが各国・地域の予選大会に進みます。予選大会は6月28日~7月12日に開催され、優勝したチームは、国際宇宙ステーション(ISS)で9月頃に開催予定の決勝大会に進むことができます。
日本国内予選
日本では、34チーム中21チームがAPKを提出し、国内予選へ参加します。
国内No.1の栄冠はどのチームが手にするのか?! 軌道上決勝大会への切符をかけた日本の国内予選大会は7月9日 にJAXA ChannelのYouTube Liveにて配信しますので、ぜひご覧ください。
国内No.1の栄冠はどのチームが手にするのか?! 軌道上決勝大会への切符をかけた日本の国内予選大会は7月9日 にJAXA ChannelのYouTube Liveにて配信しますので、ぜひご覧ください。
第3回「きぼう」ロボットプログラミング競技会 国内予選
7月9日(土)13:00 – 14:30
視聴はこちらYoutube
表2 日本国内予選参加チームリスト
チーム名(アルファベット順) | 学校 |
EXACTE | 長岡工業高等専門学校 |
Gifubot | 岐阜大学 |
iio | 茨城県立竹園高等学校 金光学園高等学校 |
ISLers | 早稲田大学 |
Let's Mahokorori | 兵庫教育大学附属中学校 |
NATTOXA | 国立奈良工業高等専門学校 |
NAXA (Nagai Aerospace Exploration Agency) | Global Indian International School 足立区立千寿第八小学校 |
Overflow | 総合学園ヒューマンアカデミー |
Planner | 筑波大学 群馬大学 |
Project-F | 兵庫教育大学附属中学校 兵庫教育大学 |
reclamation | 兵庫教育大学附属中学校 放送大学 |
R-sec-kibonohoshi | 東京理科大学 |
Sirius | 日本工学院八王子専門学校 神戸電子専門学校 HACC, Central Pennsylvania's Community College Southern University of Science and Technology |
SODA Japan | 東京大学 慶應大学 山梨大学 |
Space GORGO | 日本大学 |
Space Lark | 東京工業大学 |
SpaghettiOfShoebill | 神戸市立工業高等専門学校 灘高等学校 兵庫県立姫路西高等学校 |
SSSRC | 大阪公立大学 関西大学 総合研究大学院大学 |
Titan | St. Mary's international school |
TUT-ver3 | 東京工科大学 |
We can fly universe! | 兵庫教育大学附属中学校 |
スケジュール
2022年6月6日:応募締切
2022年6月27日:APK提出締め切り
2022年6月28日~7月12日:各国・地域毎の予選大会(JAXAシミュレーション環境を利用)
2022年7月9日:日本国内予選大会
2022年9月頃:軌道上決勝大会(ISSの「きぼう」船内環境にて、Astrobee実機を利用)
2022年6月27日:APK提出締め切り
2022年6月28日~7月12日:各国・地域毎の予選大会(JAXAシミュレーション環境を利用)
2022年7月9日:日本国内予選大会
2022年9月頃:軌道上決勝大会(ISSの「きぼう」船内環境にて、Astrobee実機を利用)
第3回Kibo-RPC特設サイト
※1 Kibo-RPC
Kibo-RPCは、日米オープン・プラットフォーム・パートナーシップ・プログラム(JP-US OP3)を通じた日米協力に基づいて、アジア・太平洋地域における「きぼう」利用の促進とSDGsへの貢献(人材育成)を目的に、JAXAとNASAが協力して取り組んでいる活動です。本活動を通じて、同地域の学生に宇宙でのロボット操作やコンピュータプログラミングに関する教育機会を提供しています。
Kibo-RPCは、日米オープン・プラットフォーム・パートナーシップ・プログラム(JP-US OP3)を通じた日米協力に基づいて、アジア・太平洋地域における「きぼう」利用の促進とSDGsへの貢献(人材育成)を目的に、JAXAとNASAが協力して取り組んでいる活動です。本活動を通じて、同地域の学生に宇宙でのロボット操作やコンピュータプログラミングに関する教育機会を提供しています。
※2 Kibo-ABC
Kibo-ABCは、アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)の中で同地域における宇宙環境利用を推進する活動(イニシアチブ)です。本競技会はその活動の一つとして開催するもので、参加にあたっては、各国・地域の宇宙機関を通じて応募する必要があります。
Kibo-ABCは、アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)の中で同地域における宇宙環境利用を推進する活動(イニシアチブ)です。本競技会はその活動の一つとして開催するもので、参加にあたっては、各国・地域の宇宙機関を通じて応募する必要があります。
関連トピックス
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA