STORY 3-2
僕らのたのもしい仲間たち。
宇宙で活動できる環境を整える。 そのためには途方もない時間が必要じゃないかって? たしかに、ひとの手だけならその通り。
だけど、僕らには強力な仲間がいる。 それが、ロボットたちだ。
ひととロボットが、手を取り合って 宇宙で活動する。 SF映画のワンシーンのような出来事が、 現実になっていくんだ。

進化をつづけるロボットアーム。
宇宙でいちばん実績豊富、 長く頼りにされつづけてきたロボットと言えば、 ロボットアームだろう。
船外での実験や建設作業、宇宙船の機体チェック、 補給船のキャッチなども ひとの手の代わりとなってこなしてくれる。
遠隔で正確に操作できるロボットアームは、 宇宙での利用をきっかけに、 地球でも応用されるようになった。
高度な外科手術、危険な場所での点検作業、 それに災害時の援助……。 幅広い場面で、ロボットアームが活躍しているんだ。
また、日本の民間企業がJAXAと協力し ISSでの、ロボットによる作業の技術実証も始まろうとしている。 その結果は、 ISSで、そしてその先の活動で、 宇宙用ロボットが提供する新たなサービスの未来を開いていくだろう。

ISSで活躍するロボット
たとえば、船内をプカプカと浮かんでいるのは、 記録係のロボット「Int-ball」。 宇宙飛行士の代わりに、写真や動画を撮影することができるんだ。
2号機はもっと賢く強くなって、 目印が無くても船内のマップを自ら作ることで 位置を認識しながら動くことができ、 推進力も50倍以上になった。 また自分でドッキングステーションに戻って充電できるんだ。
「Astrobee」は、アメリカのキューブ型ロボット。 文字通り、働きバチのように船内を飛び回り、 宇宙飛行士の作業を助けるために開発された。 最近では、船内ロボットを動かす プログラミングコンテストも開催されていて、 世界各国の若者が参加している。 いつか君がつくったプログラムで、 船内ロボットを動かせる日が来るかもしれない

ロボットから、アバターへ。
だれもが宇宙をめざせる時代。 しかし、そこにはやはり、時間や距離といった制約が存在する。
その解決策となるかもしれないのが、 JAXAやANA、大分県などが連携して開発している「AVATAR X」だ。
離れた場所にいるロボットと、 ひとの動きを完全にシンクロさせるのが特徴の「AVATAR X」。 めざしているのは、 地上や宇宙の拠点から、月面やそのほかの惑星にいる ロボットを自分の体のように操ること。
たとえば、地上のドクターが、 宇宙にいる患者さんを遠隔操作で手術する。 そんな未来も、意外と近くに来ているのかもしれない。

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