STORY 1-1

宇宙を旅するためにしてきたこと。

人類の可能性をもっとひろげるために。僕らは地球の外へと旅立つことを決めた。

しかし、そこは未知の世界。乗り越えなければいけない課題は山積みだった。空気がない、重力が極端にちいさい。食料だって手に入らない。そこでどうやって生命をつなぐのか。

まずは宇宙で活動するために必要な衣・食・住について順に紹介していこう。

宇宙を旅するためにしてきたこと。

それは、ちいさな宇宙船。

宇宙で活動する。そのためには、空気が必要だ。

だから宇宙服は、空気を持ち運べるように開発。2020年代、ISSで使われている宇宙服は外部からの酸素や電源がなくても、6~8時間過ごせるようになっている。

熱の問題も大切だ。日向では100℃、日陰では-100℃を超える宇宙空間。体温を一定に保てる技術が、宇宙服の中には閉じ込められている。

ほかにも、ライト、カメラ、通信機器、命綱が切れた時の安全装置。宇宙活動は長い時間におよぶこともあるから飲料水だって不可欠だ。

そう、僕らを守る宇宙服は、まるでちいさな宇宙船みたいだ。

それは、ちいさな宇宙船。

おなかと、こころを満たすもの。

過酷な旅をつづけるには、エネルギーがいる。宇宙飛行士たちにとって、食事はからだに必要なエネルギーをおぎなうだけでなく、リフレッシュし、こころのパワーも取り戻す大切な時間でもある。

宇宙服と同じように、宇宙食もめざましい進化を果たしてきた。かつて、人類がはじめて宇宙を旅した頃は、一部の固形食と、歯磨きチューブに似た容器に詰められたペーストばかり。

しかし時代は進み、お湯や熱を加え、温かいものを食べられるまでに、地上の食事に近づいていった。

おなかと、こころを満たすもの。

宇宙に、居場所をつくろう。

宇宙で活動するために、僕らは地球上空400㎞に拠点をつくることにした。

もちろん、その過程は失敗や困難の連続だった。悲しい事故も経験した。それでも、僕らはあきらめなかった。

1998年11月、最初のパーツが打ち上げられてから約13年。ロケットを打ち上げた回数、40回以上。ついに、僕らはISS、国際宇宙ステーションという宇宙拠点を手に入れた。

ここは、僕らがはじめてつくった宇宙での居場所であり、空飛ぶ実験室なんだ。

宇宙に、居場所をつくろう。

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