利用状況と今後の予定

公開 2025年10月15日

超小型衛星放出プラットフォーム

<超小型衛星の放出しました(J-SSOD#33)※1
  • 10月6日、地上から「きぼう」エアロック(JEMAL)を起動し、加圧した後、宇宙飛行士がJEMALスライドテーブルを船内に伸展し、MPEP※2 およびJ-SSOD#33を取り付けました。
  • 10月7日、宇宙飛行士と地上がJ-SSODの機能確認を行い、MLI※3 カバーを取り付けました。
  • 10月9日、地上からJEMALを減圧しました。
  • 10月10日、地上からJEMALと「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)を操作し、J-SSODを放出ポジションへ移動しました。その後、地上からの操作でJ-SSODから超小型衛星3機を2回に分けて放出しました。放出の様子は、宇宙飛行士とHDTV-EF2※4 により撮影されました。
  • 10月11日、地上からJEMRMSを操作してJ-SSODをJEMAL内に搬入しました。


船外ポート利用プラットフォーム

<HDTV-EF2カメラ撮影>
  • 10月10日、i-SEEP※5 上に搭載されたHDTV-EF2から、J-SSOD#33として超小型衛星が「きぼう」から放出される様子の撮影を行いました。


革新的材料研究支援プラットフォーム

<静電浮遊炉(ELF)※6 を利用した実験>
  • 9月29日、翌日に取り付ける新型試料カートリッジに対応するため、宇宙飛行士がELFのコントローラを交換しました。その後、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、ソフトウェアの更新を行って遮断しました。
  • 9月30日、宇宙飛行士が試料ホルダと新型試料カートリッジの交換を行い、地上で機能確認を行いました。作業の様子は、Int-Ball2※7 により撮影されました。


先進的燃焼研究支援プラットフォーム(次期PF候補)

<FLARE※8 実験を継続中>
  • 9月29日、地上から固体燃焼実験装置(SCEM)※9 の試料カードを引き出した後、加圧リークチェックを開始しました。
  • 10月1日、地上から加圧リークチェック結果を確認し、続いて減圧リークチェックを開始しました。
  • 10月2日、宇宙飛行士がFLARE実験の準備として、ガスボトル配管のバルブ開操作を行いました。あわせて、地上から多目的実験ラック(MSPR)とSCEMを起動し減圧リークチェック結果を確認しました。
  • 10月3日、地上からFLARE実験を行い、終了後にSCEMおよびMSPRを遮断しました。宇宙飛行士は実験の後処理として、バルブ閉操作を行いました。
  • 10月6日、宇宙飛行士が再びFLARE実験の準備として、バルブ開操作を行いました。
  • 10月7日、地上からMSPRおよびSCEMを起動し、実験データのダウンリンクをした後、両装置を遮断しました。
  • 10月8日、地上からMSPRとSCEMを起動し、確認作業を行いました。作業終了後、両装置を遮断しました。
  • 10月9日、宇宙飛行士がFLARE実験後処置として、バルブ閉操作を行いました。


その他

<近傍通信システム(PROX)※10 の機能確認>
  • 10月7日から8日にかけて、宇宙飛行士と地上が連携して、HTV-X1打上げに向けて、PROXシステムおよび関連機器の健全性確認を行いました。


<米国の船外実験装置NREP※11 の船外搬出>
  • 9月29日、地上からJEMRMSを操作してNREP#10をJEMALから船外へ搬出し、船外ポート4番(EFU#4) に設置しました。その後、JEMRMSとJEMALを遮断しました。
  • ※11 米国NanoRacks社の船外実験装置


継続実施中

船外利用

物質・物理科学分野、生命医科学分野、他


資料

タイトル サイズ ID
先週の実績 2​0​25.​9.29-​2​0​25.​10.12 [ pdf: 364.9 KB] 74322
今週・来週の予定 2​0​25.10.13-​2​0​25.10.26 [ pdf: 361.7 KB] 74321

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 宇宙環境利用推進センター
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