公開 2024年11月20日
新薬設計支援プラットフォーム
<高品質タンパク質結晶生成実験(LTPCG※1 #10、MTPCG※2 #11)を開始しました>
- 11月6日、「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST)の設定温度を4℃に設定した後、ドラゴン補給船運用31号機(SpX-31)で到着したLTPCG#10試料をFROSTに設置し、実験を開始しました。現在も実験継続中です。
- 11月7日、宇宙飛行士が試料輸送用真空断熱容器(Thermal Insulation Bottle)に保管されているMTPCG#11試料を「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫2(FROST2)に設置し、実験を開始しました。現在も実験継続中です。
- ※1 高品質タンパク質結晶生成実験(4℃)(Low Temperature Protein Crystal Growth: LTPCG)
- ※2 高品質タンパク質結晶生成実験(20℃)(Moderate Temperature Protein Crystal Growth: MTPCG)
- (参考)高品質タンパク質結晶生成実験(JAXA MT PCG#11、JAXA LT PCG#10)を開始しました
船外ポート利用プラットフォーム
<HDTV-EF2※3 カメラ撮影>
- 11月14日、地上からの操作で中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※4 上のHDTV-EF2による撮影を行いました。
- ※3 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
- ※4 中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
革新的材料研究支援プラットフォーム
<静電浮遊炉(ELF)※5 を利用した実験>
- 11月14日、宇宙飛行士がELF試料カートリッジを清掃して、試料ホルダを交換しました。
学術研究の推進
<Sperm Stem Cells※6 実験>
- 11月9日、宇宙飛行士がSpX-31で到着したBio Dosimeter(線量計)をSperm Stem Cellsが保管されている冷凍・冷凍庫(MELFI)※7 に設置しました。
- ※6 宇宙環境が精子幹細胞の繁殖能力へ及ぼす影響の解析(Sperm Stem Cells)
- ※7 冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)
その他
<「きぼう」エアロックの活用:MISSE※8 試料設置サポート>
- 11月15日、宇宙飛行士が「きぼう」エアロック(JEMAL)スライドテーブルにMTT※9 とMISSE-20を取り付けました。その後、地上からJEMALを減圧し遮断しました。
- 11月16日、MISSE-20の船外搬出を支援するため、地上からJEMALスライドテーブルを船外に伸展するなどの運用を行いました。
- ※8 NASAの材料曝露実験装置(Materials ISS Experiment: MISSE)
- ※9 MISSE Transfer Tray: MTT
継続実施中
船外利用
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
資料
タイトル | サイズ | ID |
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先週の実績 2024.11.4-2024.11.17 | [ pdf: 310.7 KB] | 74061 |
今週・来週の予定 2024.11.18-2024.12.1 | [ pdf: 308.1 KB] | 74060 |