公開 2023年5月10日
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※1 を利用した実験>
- 4月24日、28日、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、ELF実験(Hetero-3D※2)を行いました。
超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得
<次世代水再生実証システム(JWRS)※3 初期検証の準備>
- 4月25日、宇宙飛行士がJWRSの手動弁を初期検証(Run#5)に向けて操作しました。その後、地上から多目的実験ラック(MSPR)を起動し、Run#5を開始しました。
- 5月2日、地上からMSPRおよび水再生装置を起動し、電磁バルブの機能確認を行いました。
学術研究の推進
<Advanced Nano Step※4 実験を開始しました>
- 4月26日、宇宙飛行士が溶液結晶化観察装置(SCOF)※5 にサンプルを取り付けた後、地上から流体実験ラックを起動し、Advanced Nano Step実験(Run#5)のサンプル観察を開始しました。現在も実験を継続しています。
- ※4 タンパク質結晶の完全性を左右する不純物の結晶への分配係数と結晶成長機構との関係(Advanced Nano Step)
- ※5 溶液結晶化観察装置(Solution Crystallization Observation Facility: SCOF)
その他
<小型衛星放出機構(NRCSD#25)※6 から小型衛星を放出しました>
- 4月24日、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)と「きぼう」エアロック(JEMAL)を操作してNRCSDを船外に搬出し、小型衛星放出ポジションへと移動しました。その後、地上からの操作で搭載された小型衛星を放出しました。また、小型衛星放出の様子を、宇宙飛行士が写真撮影を行いました。
- 翌4月25日、地上からJEMRMSを操作し、NRCSDをJEMAL内に搬入しました。
- 4月27日、地上からJEMALを加圧しました。
- ※6 米国NanoRacks社製の小型衛星放出機構(NanoRacks CubeSat Deployer: NRCSD)による小型衛星放出の第25回シリーズ
継続実施中
船外利用
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)を利用した曝露実験
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命医科学分野、他
- タンパク質結晶の完全性を左右する不純物の結晶への分配係数と結晶成長機構との関係(Advanced Nano Step)
- 長期宇宙滞在がヒトの脳循環調節機能に及ぼす影響(Cerebral Autoregulation)
資料
タイトル | サイズ | ID |
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先週の実績 2023.4.24-2023.5.7 | [ pdf: 383.4 KB] | 73596 |
今週・来週の予定 2023.5.8-2023.5.21 | [ pdf: 406.1 KB] | 73595 |