公開 2020年6月24日
船外ポート利用プラットフォーム
<中型曝露実験アダプター(i-SEEP※1)利用:iSIM※2を船外プラットフォームに取り付けました>
- 船内に取り込んでいた「きぼう」エアロックスライドテーブル上のi-SEEPに搭載されているHDTV-EF2※3を取り外し、6月9日、iSIMを設置しました。iSIMの設置作業完了後、軌道上とiSIM開発会社のあるスペイン現地をつなぎ、交信イベントが行われました。
- 6月11日、地上から、「きぼう」ロボットアームの先端に取り付けられた子アームを操作し、iSEEPに取り付けたiSIMを船外ポート(5番)に取り付け、観測準備を完了しました。
- ※1中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
- ※2超小型衛星搭載用地球観測カメラ(Integrated Standard Imager for Microsatellites:iSIM)
- ※3次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
- 関連トピックス:海外初となる民間ベンチャーによる「きぼう」船外利用開始!~小型地球観測カメラ"iSIM" 観測準備完了!~
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※4を利用した実験を行っています>
- 6月9、11、16、18日、地上から装置を起動しELF実験(Round Robinテーマ※5)を実施しました。
- ※4静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace:ELF)利用サービス
- ※5Round Robinテーマ
実験テーマ:Thermophysical Property Measurement (Round Robin) 研究代表者:米国Tufts大、Douglas Matson准教授 関連トピックス:静電浮遊炉を利用した米国の実験を開始しました!
超長期有人宇宙滞在技術や地球低軌道及び探査技術の獲得
<惑星表面の柔軟地盤の重力依存性調査 (Hourglass)※6実験>
- 5月に実施したHourglass Run2実験で使用したメディアを、6月8、9日に交換し、データのダウンリンクを行いました。
- 6月16日 Hourglass Run2 実験で使用したメディアを取り外し、回収のため収納しました。
スペシャルトピックス:「きぼう」エアロックの活用
<NASA小型衛星RED-EYEの放出サポート>
- 6月15、16日 放出向け準備として既存の装置を外して衛星放出機構(Kaber)とRED-EYE#2衛星の取り付けなどの作業を行いました。RED-EYE#2衛星は「きぼう」エアロックスライドテーブルから搬出され、6月17日に放出されました。
- 6月19日 RED-EYE#3衛星の放出向け準備を実施しました。
継続実施中
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 簡易曝露実験装置(ExHAM) を利用した曝露実験
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
- 長期宇宙滞在がヒトの脳循環調節機能に及ぼす影響(Cerebral Autoregulation)
- 閉鎖微小重力環境下におけるプロバイオティックスの継続摂取による免疫機能及び腸内環境に及ぼす影響の検討に係る共同研究(Probiotics)
資料
タイトル | サイズ | ID |
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先週の実績 2020.06.08-2020.06.21 | [ pdf: 93.1 KB] | 71543 |
今週・来週の予定 2020.06.22-2020.07.05 | [ pdf: 82.7 KB] | 71542 |
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
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