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プロジェクトコラム

HTV-X1
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野川 雄一郎

有人宇宙システム株式会社 運用管制・クルーユニット システム運用グループリーダー(フライトディレクタ)

■担当業務の概要
HTV-X1ではこうのとりシリーズのHTV6~9号機に続き運用管制チームのフライトディレクタを担当しています。HTV5ではHTV RNDVというポジションを経ていますので、RNDV系には特に思い入れがあります。今回のHTV-X1ではPROXチェックアウト担当にアサインされています。打上げからキャプチャーまでの往路フェーズでは毎日のように交代制でフライトディレクタとしてシフト勤務に入る予定です。

HTV-X1号機に込めた思い

2020年のHTV9ミッション終了から早5年が経過し、その間も地道に運用訓練/NASA調整を経て長かったようで短かったような日々を過ごしました。HTVとはまた異なる特徴を持ったHTV-Xについては、鎌倉、名古屋や種子島といった開発現場で幸いにも1号機実機体見学の機会も頂き、製作現場の熱い思いやフライト品ならでは重厚感も感じとることができました。そしてその機体が初めて宇宙に向けてH3ロケットで飛び立ち、その先のISSに向かうことを想像すると非常に気持ちが高ぶりますし、なんとしても運用も滞りなく成功させて新たな時代の幕開けに貢献できるよう頑張ります。残り1か月を切って、運用はあらゆることを想定して準備がすることが全てといっても過言ではありませんので、準備怠ることなくその日を迎えられるように益々日々鍛錬しています!