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プロジェクトコラム

HTV-X1
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渡辺 英幸

JAXA 有人宇宙技術センター 技術領域主幹

■担当業務の概要
HTV-X1号機には私が担当している4つのハードウェアを搭載しています。
(1) i-SEEP(船内で実験供試体を交換できる船外曝露実験装置)船外部
(2) i-SEEP統合船内部
(3) エアロック監視駆動装置2
(4) 民生品のLEDを用いた船外ライトユニット
それぞれ、5年以上の開発期間を要し、それらが記念すべきHTV-X1号機で勢ぞろいで打ち上げられるのは感慨深いです。
「きぼう」日本実験棟の開発初期から支えてくれた企業、(4)のように民生品のLED技術をもとに新規参入して頂いた企業とともに心を込めて開発してきました。無事に打ち上がり、軌道上で思った通りの機能を発揮してくれると確信しております。

HTV-X1号機に込めた思い

有人ミッションを支えるためには補給システムは欠かせません。今後、軌道上の低軌道拠点を継続するうえでも、補給システムは日本の大きな長所となります。それに加え、HTVがHTV-Xとなり、補給ミッションのみならずその後の技術実証ができるようになった点は新たなる宇宙実証の場所を提供してくれると思います。
新たな宇宙利用の世界を切り開いてくれるHTX-Xに期待しています。