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プロジェクトコラム

HTV-X1
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坂廼邉 果林

三菱電機ソフトウエア株式会社

■担当業務の概要
HTV-Xの運用準備を担当しており、HTV-Xが宇宙空間を飛行するために必要な運用手順の検討や、どのタイミングでどの運用を実施するのかを決定する運用計画の立案を行っています。実際に宇宙空間に打ち上がった後は、運用全体の進行管理を担当し、準備してきた運用手順や運用計画に基づいてHTV-Xを安全に運航させる役割を担います。

HTV-X1号機に込めた思い

HTV-Xプロジェクトに関わって5年以上が経ち、いよいよ打上げが近づいてきました。現在、打上げ1ヶ月前から開始する最終準備フェーズに入っていますが、この時期になるといよいよ打ち上がるという実感が高まり気が引き締まります。
私はHTV7号機からHTVプロジェクトに携わっており、HTV-X1号機においては、まだHTV-Xの運用が固まっていない頃から、運用準備のほぼ全てのフェーズに関与してきました。ヒューストンでのNASAとの運用調整にも参加させていただき、非常に貴重な経験を得られたプロジェクトとなっています。
運用準備では、機体開発担当者や地上システム開発担当者、運用訓練担当者など、多くの方々と連携・調整を行っています。各分野で皆さんがHTV-Xを成功させるために大変な努力をされている姿に日々接しており、それらをミッションとして完成させるために繋ぐことが運用の役割だと考えています。最終的にミッションとして成功と言えるよう、そしてHTV-X1号機が今後の宇宙開発に繋がる一歩となるよう、最後まで頑張っていきます。