森 彩乃
JAXA H3プロジェクト 研究開発員
■担当業務の概要
H3ロケットにHTV-Xを搭載できるよう、主にH3ロケットの衛星搭載系の開発を担当しています。
衛星搭載系には、ロケットの中でもHTV-Xとインタフェースして所定のタイミングでHTV-Xを分離する機構や、地上・打上げ時の環境からHTV-Xを守るフェアリング等が含まれます。HTV-X向けには、既に何機か打ち上げられているH3標準型とは異なる、スペシャル仕様の衛星搭載系を開発をしています。
HTV-X1号機に込めた思い
HTV-X1号機は、H3ロケットとしてはF7号機にあたりますが、HTV-X対応開発した特別仕様としては初めての打上げになります。
この「初めての打上げ」に万全に臨むために、今年の5月頃からフライト品を使った実際の打上げに向けた射場運用事前確認等の様々な検証を重ねてきました。海外メーカと力を合わせて開発した衛星搭載系も、いよいよ集大成。準備はばっちりです。
HTV-X1そのものはもちろんですが、その開発に携わったみなさま、応援してくださるみなさまの想いもしっかりとロケットに載せて、ISS・宇宙空間に届きますよう、万里一空の精神で最後まで頑張ります！