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プロジェクトコラム

HTV-X1
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蜂谷 友理

JAXA 自動ドッキング技術実証プロジェクト 研究開発員

■担当業務の概要
HTV-X1号機では、航法・誘導制御系システムの開発と、RNDVというポジションでの運用管制官を担当していました。開発業務では、サービスモジュール担当の三菱電機さんと一緒に、HTV-XをISSまでどのように飛ばすか/いかなる故障においてもISSに対する安全な設計となっているか、という点で設計検証や解析をしてきました。運用業務では、国内の運用チームやNASAのカウンターパートと協調し、あらゆる不具合を想定した運用訓練、手順・ルールの整備を進めてきました。

HTV-X1号機に込めた思い

本当にいよいよ打上げなのかと思うと、武者ぶるいするような気持ちです。
こうのとり9号機のミッション成功を経験した時の感動もまだ鮮明に覚えていますが、それから5年、振り返ればあっという間でしたが、着実に全員で準備を重ねてきた道のりを思い出すことができます。特に最終フェーズではNASAとの技術調整に大変苦労が多く、スケジュールに追われながらも、国内チーム一丸となって知恵を出し合い数々の課題を乗り切ってきました。
これまで数えきれないほど多くの関係者の方々が、HTV-X1号機の打上げに向けて長い時間尽力してきたこと、私もその一端を担えたことを光栄に感じるとともに、絶対に成功させたい!という気持ちでいっぱいです。
HTV-X初号機の打上げ成功は、今後日本の有人宇宙開発の発展に繋がる悲願です。まさに来たるこの日に向けて、皆さんの想いは1つだと思います。Go! HTV-X!