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ファルコン9ロケット
FALCON 9
ファルコン9ロケットは、米国のスペースX社が開発した商業打上げ用ロケットであり、ドラゴン補給船の打上げ以外にも商業衛星やNASAの衛星等の打上げにも使われています。
1段にはマーリン1Dエンジンを9基束ねており、2段には同じエンジンを1基使用しています。
同じエンジンを大量生産することでコストを下げています。また、1段目はエンジンの一部を逆噴射して減速し、洋上あるいは陸上へ着陸して回収することができ、繰り返し再利用することでコストを下げられるようにしています。
エンジンを9基使用すると故障するリスクも増えることになりますが、アポロ計画のサターンロケット以来となる耐故障設計が組み込まれており、上昇中に故障しても他のエンジンに影響を与えない設計になっているのも特長で、2012年10月の4号機の打上げでは実際1基のエンジンが故障しましたが、ドラゴン補給船運用1号機(SpX-1/CRS-1)を無事軌道投入しています。
2019年からは商業クルー輸送船(有人型ドラゴン)を打ち上げるために、有人打ち上げにも対応できるように信頼性も向上させました。
2019年からは商業クルー輸送船(有人型ドラゴン)を打ち上げるために、有人打ち上げにも対応できるように信頼性も向上させました。
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