国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟船外を利用した中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)利用サービス提供事業者を公募します!

更新 2024年9月10日
公開 2024年7月22日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では「きぼう利用戦略」(2024年3月第4版制定)に 基づき、国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟の利用事業について、民間等による事業自立化(民間への開放)を推進しています。

今回は、2018年公募のi-SEEP利用サービス提供事業が2024年12月で終了することに伴い、2025年以降の国際宇宙ステーション(ISS)・日本実験棟「きぼう」の船外実験プラットフォームにおける軌道上利用(中型曝露実験アダプタ利用)サービス提供事業者を公募致します。民間事業者ならではのアイデアやサービスによって、国内外に広くi-SEEPの事業提供するための企画提案募集を本日から開始、2024年9月9日まで提案を受け付けます。

本企画提案要請は、事業者を選定した2018年から現在までに得られたi-SEEP利用サービス提供事業の課題や周辺状況の変化を鑑み、事業者へ移管するポートの加増や(図1)、リソース料の一部無償化、JAXAによるサービス利用など、前提条件の見直しを行っています。公募型企画提案に関する詳細は以下の企画提案要請書をご参照ください。

JAXAでは、ISSの「きぼう」だけが持つ強みであるロボットアームとエアロックの機能を活かす独創的なアイデアとして、2016年度に船外実験プラットフォームに取り付ける「中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)」を開発し、船外実験環境のプラットフォーム化(利用機会の高頻度化、定時化)を進めてきました。2018年には、JAXAはi-SEEPを利用した「きぼう」船外における軌道上利用サービスの提供事業者を公募・選定し、現在に至るまでに船外環境を利用した様々なミッションが行われました。
今後も引き続き、更なるISSの船外利用の需要を拡大し、「きぼう」を含む地球低軌道利用の発展を促進します。

2. 提出期限

企画提案要請書の4.3項までご提出ください。

図1 「きぼう」船外実験プラットフォーム(左図)と中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)(右図)
左図の4つの青いブロック形状がi-SEEP(移管予定のポート位置を図示)。なお、ポート位置は調整により変更になる可能性があります。

※1:地球の映像を取得できる次世代ハイビジョンカメラ(HDTV-EF2)は、i-SEEP1に搭載されており、本公募の移管対象に含まれる。
※2:小型ペイロード支援装置(SPySE)は、1~3Unit規模の小型実験装置に電力や通信環境を提供するインタフェースを持つ。最大5個まで搭載可能。現在はi-SEEP2の半面に取付けられており、必要に応じて取り外すことも可能。


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