公開 2026年9月10日
「きぼう」利用マウスサンプルシェアテーマ「宇宙環境が関節拘縮発症に与える影響」において、研究代表者の山中芳亮講師 (産業医科大学) らは、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟で飼育されたマウスの前肢を解析しました。対象となったマウスは、人工重力により月面重力1/6Gの環境を模擬して飼育されたものです。
その結果、非荷重部位である前肢の筋や骨に対する低重力環境が及ぼす影響は限定的であることが示されました。一方で、肘関節を包む組織である関節包には対照群と比べて明らかな肥厚(組織等が肥えて厚くなること)が認められました。
これらの結果は、宇宙滞在中の上肢機能維持に向けた新たな知見を提供するものであり、月面重力相当(1/6G)環境が関節包に及ぼす影響の解明に向けて、さらなる研究の進展が期待されます。
本研究成果は、Journal of Orthopaedic Science 誌に掲載されています。(論文情報)。
論文情報
雑誌名
Journal of Orthopaedic Science
論文名
著者名
Naito Toichiro, Yamanaka Yoshiaki, Sato Naohito, Tokuda Kotaro, Tsukamoto Manabu, Suzuki Hitoshi, Sakai Akinori
DOI
10.1016/j.jos.2026.08.009




