公開 2021年3月17日
超小型衛星放出プラットフォーム
<超小型衛星を放出しました(J-SSOD#16※1)>
- 3月10日から12日にかけて、超小型衛星放出準備として「きぼう」エアロックスライドテーブル上にMPEP※2を取り付け、J-SSODを設置し、地上から期待通り動作することを確認しました。動作確認したJ-SSODに、シグナス補給船運用15号機(NG-15)でISSに運ばれた8機の超小型衛星を搭載しました。
- 3月14日、「きぼう」エアロックから船外に搬出されたJ-SSODから、計8機の超小型衛星(Tsuru、MAYA-2、GuaraniSat-1、OPUSAT-II、RSP-01、WARP-01、TAUSAT-1、STARS-EC)が地上からの操作により放出されました。また、小型衛星放出の瞬間を宇宙飛行士が写真撮影しました。
- 翌15日、地上から「きぼう」ロボットアームとエアロックスライドテーブルを操作し、J-SSODを船内に搬入しました。
- ※1 小型衛星放出機構(J-SSOD)による超小型衛星放出の第16回シリーズ
- ※2 親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)
- 関連トピックス: 「きぼう」から超小型衛星8機放出に成功!
船外ポート利用プラットフォーム
<中型曝露実験アダプタ(i-SEEP※3)利用:HDTV-EF2※4カメラ撮影>
- 3月11日、「こうのとり」9号機の曝露パレット※5(EP9)がISSから分離される様子を撮影しました。
- 3月14日、J-SSOD#16で超小型衛星が放出される様子を撮影しました。
- ※3中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
- ※4次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
- ※5曝露パレット(Exposed Pallet: EP)
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※6を利用した実験を行っています>
- Fragility実験※7を再開し、3月1日、3日、9日、11日、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、実験を行いました。
- ※6 静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)利用サービス
- ※7 新奇機能性非平衡酸化物創製に向けた高温酸化物融体のフラジリティーの起源の解明(Fragility)
国際協力の推進
<Asian Herb in Space (AHiS)※8)>
- 3月9日、AHiSで使用する栽培容器に3回目の給水を行いました。
宇宙実験を支える基盤技術の強化
<固体燃焼実験装置(SCEM)※9 の機能確認>
- FLARE実験※10に向け、地上からの操作で加圧チェックやデータ計測の動作確認などSCEMの機能確認を引き続き行っています。
研究者の内在的動機に基づく学術研究の推進
<Advanced Nano Step※11実験の準備>
- 3月9日、Advanced Nano Stepの準備として、溶液結晶化観察装置(SCOF)※12の機能確認を実施しました。
<Ribosome Profiling※13実験の準備>
- 3月2日、Rebosome Profilingの準備として、CBEF※14加湿器に水を充填しました。
継続実施中
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 簡易曝露実験装置(ExHAM) を利用した曝露実験
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2021.3.15-2021.3.28 | [ pdf: 107.4 KB] | 72735 |
先週の実績 2021.3.1-2021.3.14 | [ pdf: 97.2 KB] | 72736 |