神経変性疾患の発症機構解明に向けた微小重力環境下でのアミロイド線維形成と性状評価

更新 2021年2月26日

AmyloidCharacterization of amyloid formation under microgravity environment: Toward understanding the mechanisms of neurodegenerative diseases

完了
宇宙利用/実験期間 2017年 ~ 2018年
研究目的 アミロイド線維はアルツハイマー病や糖尿病などの原因となることが知られています。本研究の目的は、アミロイド線維を形成する様々なタンパク質について、宇宙空間でそれらの線維形態にどのような変化が見られるか、調査することに加え、線維伸長の中間体の構造を解明することです。
宇宙利用/実験内容 宇宙空間にて形成させた均質かつ高品質なアミロイドβ線維を地上に持ち帰り、宇宙空間におけるアミロイドβの線維形成過程および線維形態をチオフラビンT蛍光強度計測、固体NMR解析、クライオ電子顕微鏡解析によって捉える予定です。
期待される利用/研究成果 微小重力環境下でのアミロイドβ線維形成実験は過去に前例がなく、これまで行われていなかった新たな研究を展開する点で新規性・革新性が高いと考えています。本研究で得られる結果を発展させれば、アミロイド線維形成が関わる種々の神経変性疾患の発症機構の解明につながるだけでなく、微小重力環境下における疾患の発症リスクを評価することが可能となり、大きな社会貢献につながります。
研究論文
雑誌名
npj Microgravity 6, Article number: 17 (2020)
論文名
著者名
Maho Yagi-Utsumi, Saeko Yanaka, Chihong Song, Tadashi Satoh, Chiaki Yamazaki, Haruo Kasahara, Toru Shimazu, Kazuyoshi Murata, and Koichi Kato*.(*責任著者)
DOI
10.1038/s41526-020-0107-y
関連トピックス
詳細
タイトル サイズ ID
神経変性疾患の発症機構解明に向けた微小重力環境下でのアミロイド線維形成と性状評価 [ pdf: 137.8 KB] 70679

加藤 晃一 KATO Koichi

自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター 分子科学研究所


国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
お問い合わせ

きぼう利用ネットワーク

「きぼう」利用や宇宙実験に関する最新情報をお届けします。「きぼう」利用や宇宙実験に興味のある方はどなたでもご参加いただけます。

  • きぼう利用ネットワーク
  • きぼう利用ネットワークTwitter
  • メンバー登録フォーム
  • メンバー情報変更・登録解除フォーム