2020年度「きぼう」利用フィジビリティスタディテーマ募集の選定結果について

更新 2021年4月 7日
公開 2021年3月10日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟の船内環境を利用する実験テーマ(フィジビリティスタディ(FS)テーマ)として、国の戦略的研究募集区分1件、一般募集区分6件の合計7件を選定しました。

JAXAは、ISS・「きぼう」の船内環境の特徴を最大限に活用して、国の科学技術イノベーション政策への貢献や自由な発想に基づく独創的かつ先導的で国際的に高い水準の研究を推進するため、2020年8月から同年9月にかけて、FSテーマの募集を行いました。

国の戦略的施策に沿った課題解決型の研究に貢献する「きぼう」利用テーマ募集「国の戦略的研究募集区分」と、自由な発想に基づく独創的かつ先導的で、国際的に高い水準の成果が期待できる「きぼう」利用テーマ募集「一般募集区分」の二つの区分でテーマを募集し、国の戦略的研究募集区分で8件、一般募集区分で21件の合計29件の応募がありました。

応募のあった提案について、きぼう利用テーマ選考評価委員会およびJAXAにて選考した結果、以下のとおり国の戦略的研究募集区分1件、一般募集区分6件のFSテーマを選定しました。選定後は、研究代表者の所属機関とJAXAにて共同研究契約を締結し、JAXA協力のもとで研究者が主体となって実験計画の詳細化、技術検討などのフィジビリティスタディを行った後、きぼう利用テーマ選考評価委員会およびJAXAにてフライト実験準備への移行可否について、審査(選考)を行います。

募集区分 領域・分野 応募数 選定数
国の戦略的研究募集区分 「きぼう」を使ったヒトの健康長寿に関連する研究 8 1
一般募集区分 物質・物理科学分野 2 0
生命医科学分野 10 2
有人宇宙技術分野 9 4
合計 29 7

選定テーマ一覧

募集区分・領域 提案者 テーマ概要
国の戦略的研究募集区分 西山 成
(香川大学)
新規ストレス応答「夏眠様反応」は宇宙滞在により誘導されるか?
(テーマ:宇宙空間で生じる体液分布変化に伴う夏眠様反応の同定 [ pdf: 258.7 KB] )
一般募集区分 生命医科学分野 秋山 泰身
(理化学研究所)
免疫細胞に対する宇宙滞在の影響を1細胞レベルで解析する
(テーマ:宇宙環境による遺伝子発現制御変動の1細胞解析 [ pdf: 446.6 KB] )
園下 将大
(北海道大学)
宇宙開発時代における疾患治療法を切り拓く
(テーマ:宇宙環境ががん治療薬の効果に与える影響の解明 [ pdf: 657.7 KB] )
有人宇宙技術分野 若山 清香
(山梨大学)
哺乳類は深宇宙で次世代を残せるか?
(テーマ:深宇宙放射線が哺乳類の次世代へ与える影響について [ pdf: 214.7 KB] )
櫻井 武
(筑波大学)
宇宙での人工冬眠技術のハードウェア開発
(テーマ:遠隔操作による安定的な人工冬眠を動物に実現するための宇宙デバイスの研究開発 [ pdf: 305.8 KB] )
橋本 望
(北海道大学)
月・火星の重力環境を模擬できる固体材料燃焼実験装置の開発
(テーマ:様々な重力レベルの空間における固体材料の火災安全性評価手法の確立 [ pdf: 265.3 KB] )
星野 孝仁
(株式会社ちとせ研究所)
宇宙空間で先進的なスピルリナ生産の実現
(テーマ:効率的なタンパク質生産とCO2処理を目指したスピルリナの担持体培養実証 [ pdf: 265.7 KB] )

関連リンク


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