JAXAでは、地球低軌道経済圏の発展を見据え、更なるきぼう利用の拡大を図るため、インクリメント74(2025年11月~2026年6月頃)に実施希望のきぼう有償利用(非定型サービス)※1 案件を募集いたします。本募集では、これまでに引き続き※2 民間企業によるユーザの開拓や事業実証向けのリソース料の減免措置を拡大した新たな減免制度を適用しています。
※2 詳細は2項をご確認ください。減免制度については今後の利用状況などを踏まえ概ね半年~1年ごとに見直しを行う予定です。
1.募集対象及び利用期間と申し込み期限
以下の募集対象の有償利用案件(非定型サービス)を受付けます。
- 募集対象
-
- きぼう船内利用、または船外カメラ利用(きぼう次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)は除く)
- 運用管制をJAXAが実施する利用(利用者によるモニタ・支援等は可能)
打上品があり、安全上の懸念が一定以上あるもの、または運用管制にあたり新規でテレメトリ・コマンド送受信を要するもの。(打上品が電気を使うもの、生命科学系の実験を実施するもの、地上からの制御が必要なものなど。)
上記①に該当しない場合。(打上品が電気を使わないもの(例:ぬいぐるみ、記念品など)、非常に簡易な操作のもの、地上からの制御が不要なものなど。また新規の打上げ品が不要な案件。)
タイトル | サイズ | ID |
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【きぼう有償利用】インクリメント74申し込みから利用までのスケジュールと分担概要 | [ pdf: 397.2 KB] | 73991 |
原則として、インクリメント74内でミッションを実施いただきます。実施時期を次のインクリメント以降に延期することは、JAXA側の責に起因する場合など※3 を除いてできませんのでご注意ください。
延期ができる場合においても、延期先のインクリメントのリソース使用計画状況によっては実施が困難となる場合があります。また、インクリメント74以降の実施になる場合には、減免制度の見直しに伴い、料金を含む契約条件が変更になる可能性があります。ミッション実施時期については慎重にご検討ください。
2. 有償利用制度(非定型サービス) の利用料金と減免制度
詳細は こちら をご覧ください。
減免が適用される1件あたりのリソース上限について、前回Inc73募集から変更があります。必ずご確認ください。
3. インクリメント74の有償利用制度(非定型サービス)案件全体の積算リソース量
インクリメント74におけるリソースの状況(JAXAの受託決定状況等)を、この項目でご案内します。
(リソースの変動があった場合に更新を行います)
4. 申し込み方法と書類の受理
申し込み方法は以下の3ステップとなります。
仮申し込み前に事前相談が必要です。事前相談はいつでも受け付けています。
次の資料をご提出ください。提出先は、「仮申込書」に記載のメールアドレスです。
- 【きぼう有償利用】インクリメント74仮申込書 [ docx: 48.5 KB]
- 【きぼう有償利用】軌道上利用可能物品 [ pdf: 380.6 KB]
仮申し込みいただいた後、「仮申込書」を元にリソースの適切性(特に打上重量、回収重量、クルータイム)およびスケジュール実現性等を調整させて頂き、その際にお渡しする「Mission Overview」の提出をもって正式なお申し込みとなります。
JAXAは「Mission Overview」を確認して申し込みを受理し、JAXAの有償利用委員会にて受託可否および減免適用可否を審査します。
不明な点やご質問などがございましたら、以下のフォームよりご連絡ください。
5.利用資格・実施内容の制約・留意事項
有償利用制度(非定型)を利用するにあたり、利用資格・実施内容の制約・留意事項の各条件を満たすことをご確認ください。
- 【きぼう有償利用】利用資格・実施内容の制約・留意事項 [ pdf: 457.6 KB]
6.CM撮影案件について
「きぼう」を利用したCM撮影案件の募集を再開しております。CM撮影を御検討されている方は以下をご覧ください。
なお、実施内容や留意事項等については5項に加えて制約があります。
- 「きぼう」日本実験棟を利用したCM撮影案件の募集(インクリメント74対象)(2024年07月31日)
7.その他
減免制度の見直しおよび次のインクリメントでの実施提案の募集に関しては、都度、ご案内いたします。