更新 2025年2月28日
現在「きぼう」有償利用(非定型サービス)は、民間事業者による軌道上サービスが提供されています。(ユーザのサービス料金は事業者が設定)
- 「きぼう」有償利用制度(非定型サービス)にかかる民間事業者の選定結果について(2025年02月28日)
利用料
利用計画やミッション内容等に基づき、JAXAが担う作業にかかる費用および宇宙リソース利用料をご負担いただきます。料金は以下の2つから構成されます。大がかりな実験(リソースを多く使用する)であればあるほど、高額になります。
(1)作業経費
利用計画やミッション内容等に応じて算定した運用準備及び実運用等の作業経費(きぼう実運用事業者への再委託含む)、一般管理費、技術費、消費税となります。
(2)宇宙リソース利用料
1. 打上げ
2. 回収
3. 宇宙飛行士作業料(クルータイム)
4. 軌道上保管※1
5. 保管時の冷凍・冷蔵機能付加※1
6. 通信※1
※1 4.~6.の補足説明
減免制度
利用料のうち「宇宙リソース利用料」に対しては、減免制度を設けています。(減免の適用にはJAXAの審査委員会で承認される必要があります。利用料のうち「作業経費」については減免制度はありません。)
(1)減免対象となる利用
以下①~③のいずれかに合致する利用である必要があります。
① 商業利用
民間によるポストISS等を見据えたユーザ開拓や事業実証等の商業利用を推進することを目的として、減免制度を導入します。
② 研究開発目的の利用
「きぼう」ならではの環境を活かした研究開発利用を推進するため、アカデミア(国内の大学や公的研究機関等)が自己資金で主体的に地球低軌道(Low Earth Orbit: LEO)を活用する道筋を作ることを目的として、アカデミアによる研究開発目的の利用に減免制度を導入します。
③ 公共性の高い利用
LEOを社会・経済活動の場とするため、民間による商業利用・アカデミアによる研究開発利用に留まらない公共性の高い利用も推進することを目的として、国内の大学・学校法人や非営利団体による公共性の高い利用に減免制度を導入します。