公開 2020年8月 5日
船外ポート利用プラットフォーム
<簡易曝露実験装置(ExHAM※1)を利用した曝露実験>
- 7月27日~29日、「きぼう」エアロックスライドテーブル上に設置されたMPEP※2上にExHAM#2-4回収向けアダプタを取り付けるなど、船内にサンプルを回収する準備を行いました。
- 7月30日、地上から、「きぼう」ロボットアーム(JRMRMS)の先端に取り付けられた子アーム(SFA)を操作して、ExHAM#2-4のサンプルを船内に搬入しました。
- ※1 簡易曝露実験装置(Exposed Experiment Handrail Attachment Mechanism; ExHAM)
- ※2親アーム先端取付型プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)
超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得
<無線LAN伝送軌道上実証(WLD※3)>
- 7月20日、熱流束データの取得を行い、データを地上にダウンリンクしました。また、ストリーミング性能確認などを行いました。
- ※3 HTVにおけるドッキングモニタ映像の無線LAN伝送軌道上実証(Wireless LAN Demonstration:WLD)
- 関連トピックス:世界初!ドッキングモニタ映像のWLAN伝送軌道上実証ミッション(WLD)成功!
国際協力の推進
<「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC※4)の準備>
- 7月22日、28日にKibo-RPCの準備として、Astrobeeを使用し「きぼう」船内実験室内のマッピングや機能確認を行いました。
- ※4 Kibo Robot Programming Challenge:Kibo-RPC (英語のみ)
- 関連トピックス:第1回「きぼう」ロボットプログラミング競技会のプロセスチェックアウトを実施しました
研究者の内在的動機に基づく学術研究の推進
<微小重力を用いた多成分会合コロイド系の相挙動の研究(Colloidal Clusters※5)>
- 7月27日、Colloidal Clustersサンプルバッグを「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST)から取り出し、供試体にセットして、実験を開始しました。
- 7月30日、2日間静置していた供試体を多目的実験ラック(MSPR)※6のワークボリューム扉に取り付け、紫外線照射して試料をゲル化固定しました。供試体から取り出した試料バッグは、地上での回収まで船内で保管します。
継続実施中
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 簡易曝露実験装置(ExHAM) を利用した曝露実験
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
- 長期宇宙滞在がヒトの脳循環調節機能に及ぼす影響(Cerebral Autoregulation)
- 閉鎖微小重力環境下におけるプロバイオティックスの継続摂取による免疫機能及び腸内環境に及ぼす影響の検討に係る共同研究(Probiotics)
資料
タイトル | サイズ | ID |
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先週の実績 2020.07.20-2020.08.02 | [ pdf: 97.4 KB] | 71722 |
今週・来週の予定 2020.08.03-2020.08.16 | [ pdf: 93.3 KB] | 71721 |