公開 2020年6月10日
船外ポート利用プラットフォーム
<HDTV-EF2※1カメラの利用>
- 5月25日、地上からHDTV-EF2カメラを操作し、「こうのとり」9号機(HTV9)キャプチャ(把持)の模様を撮影しました。
- 5月29日、地上からHDTV-EF2カメラを操作し、日本列島を撮影しましました。
<きぼうロボットアーム利用(曝露パレット(EP)※2移設>
- 5月31日、EP8とEP9移設準備として、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)を起動し、ISSのロボットアーム(SSRMS)からEP8を受取る位置に移動しました。
- 6月1日、地上からSSRMS・JEMRMSを操作し、ISSトラス上の所定の位置に設置されていたEP8をSSRMSで取外して一旦JEMRMSに渡し、SSRMSでHTV9からEP9を引き出し、ISSトラス上の所定の位置に仮置きされました。
- その後、HTV9で廃棄予定のEP8をJEMRMSからSSRMSに渡し、6月2日、HTV9の補給キャリア非与圧部に格納しました。
- ※2曝露パレット(Exposed Pallet: EP)
- 関連トピックス:曝露パレット引出し開始
- 関連トピックス:曝露パレットの収納完了
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※3を利用した実験を行っています>
- ELF実験(Round Robinテーマ※4)の開始準備として、サンプルホルダの交換などを行いました。
- ※3静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace:ELF)利用サービス
- ※4Round Robinテーマ
実験テーマ:Thermophysical Property Measurement (Round Robin) 研究代表者:米国Tufts大、Douglas Matson准教授
超長期有人宇宙滞在技術や地球低軌道及び探査技術の獲得
<無線LAN伝送軌道上実証(WLD※5)>
- HTV9ミッション往路機会を利用し、5月25日、地上から船外のWAP(Wireless Access Point)とHTV9間のWi-Fi通信を確立しHTV9に搭載されたカメラの映像を、WAP経由で伝送しました。
- 5月26日、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)を操作しWLD向け船外カメラを搬入しました。5月28日WLDの片付けとして搬入した船外カメラをMPEP※6から取り外しました。
- 6月1日、HTV9係留中のWLD実証実験として、地上からISSとHTV9間のWi-Fi通信を確立し、HTV9に搭載されたカメラの映像を伝送できることを確認しました。
<惑星表面の柔軟地盤の重力依存性調査(Hourglass※7)>
- 5月26日、6月3日、4日にHourglass Run2実験で使用したメディアを交換し、データのダウンリンクを行いました。
継続実施中
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 簡易曝露実験装置(ExHAM) を利用した曝露実験
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置(HDTV-EF2カメラ) の利用
- 小型衛星光通信実験装置(SOLISS)
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
- 長期宇宙滞在がヒトの脳循環調節機能に及ぼす影響(Cerebral Autoregulation)
- 閉鎖微小重力環境下におけるプロバイオティックスの継続摂取による免疫機能及び腸内環境に及ぼす影響の検討に係る共同研究(Probiotics)
資料
タイトル | サイズ | ID |
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先週の実績 2020.05.25-2020.06.07 | [ pdf: 91.7 KB] | 71513 |
今週・来週の予定 2020.06.08-2020.06.21 | [ pdf: 92.6 KB] | 71512 |
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
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