線虫C.elegansを用いた宇宙環境におけるRNAiとタンパク質リン酸化

更新 2022年2月 2日

CERISERNA interference and protein phosphorylation in space environment using the nematode Caenorhabditis elegans

完了
宇宙利用/実験期間 2009年 ~ 2009年
研究目的 筋肉のもととなるタンパク質の合成にはいくつかの遺伝子が関わっています。 おもにRNA干渉という手法をもちいて、どの遺伝子が筋の衰えに関与しているかを、タンパク質機能の調節に重要なリン酸化を含めて調べます。
宇宙利用/実験内容 人工的なRNAを入れた大腸菌を餌として与えた線虫を宇宙ステーションで培養し、第一世代と第二世代にわけて冷凍保存します。地上に回収後、遺伝子解析を行います。
期待される利用/研究成果 宇宙では世界初となるRNA干渉という手法により、筋肉が衰えるメカニズムを解明します。 その成果は地上での治療法につながるものと期待されています。
詳細
研究論文(Publication)
論文名
Loss of Physical Contact in Space Alters the Dopamine System in C. Elegans
雑誌名
iScience epub (2022), 103762.
論文名
The next phase of life-sciences spaceflight research: Harnessing the power of functional genomics
雑誌名
Communicative and Integrative Biology

東谷 篤志 HIGASHITANI Atsushi

東北大学 大学院生命科学研究科 教授

京都工芸繊維大学修了、1990年名古屋大学 博士課程修了(理学博士)。国立遺伝学研究所 細胞遺伝研究系 助手を経て、1997年東北大学 遺伝生態研究センター 助教授、2001年東北大学大学院生命科学研究科教授、現在に至る。

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