植物の重力依存的成長制御を担うオーキシン排出キャリア動態の解析

更新 2022年8月 8日

CsPINsStudies on the role of auxin efflux facilitators in the gravity-influenced growth and development of plants

完了
宇宙利用/実験期間 2011年 ~ 2014年
研究目的 キュウリの芽生えは、重力に応答して境界域の上側でオーキシン量を低下させますが、オーキシンの量を調節するのにはたらくと考えられるCsPIN1タンパク質(オーキシン排出担体)の局在に対する重力の影響を調べます。 また、Hydro Tropi実験で注目した水分屈性についても、同様にオーキシンが関係しています。 オーキシンの再分布を誘導するCsPIN5タンパク質の局在への水分勾配と重力の影響を調べます。
宇宙利用/実験内容 「きぼう」の細胞培養装置(CBEF)を用いて、微小重力環境と人工的につくる1G重力環境でキュウリの芽生えを生育させ、いろいろな発育段階でペグ形成とCsPIN1タンパク質の局在を解析します。 また、水分勾配を形成させた条件と水分飽和の条件で、CsPIN5タンパク質の局在に対する重力と水分勾配の影響を調べます。
期待される利用/研究成果 本実験の成果は、宇宙環境や水分の少ない環境などにおいて、効率的な植物生産を可能にするための基盤になります。
成果報告
詳細
研究論文(Publication)

高橋 秀幸 TAKAHASHI Hideyuki

東北大学大学院 生命科学研究科 教授


国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
お問い合わせ

きぼう利用ネットワーク

「きぼう」利用や宇宙実験に関する最新情報をお届けします。「きぼう」利用や宇宙実験に興味のある方はどなたでもご参加いただけます。

  • きぼう利用ネットワーク
  • きぼう利用ネットワークTwitter
  • メンバー登録フォーム
  • メンバー情報変更フォーム
  • メンバー情報登録解除フォーム