宇宙滞在における筋シナジー制御機構の解明

更新 2023年10月18日

Synergy-2The elucidation of muscle synergy mechanism during space flight

準備中
研究目的 国際宇宙ステーションに長期滞在した宇宙飛行士は地球帰還直後に歩行困難になります。本研究では、長期宇宙飛行から帰還後における姿勢制御や歩行動作の再適応プロセスについて筋シナジー(複数の筋肉による協調活動)の立場から評価することを目的とします。
宇宙利用/実験内容 長期間国際宇宙ステーションに滞在した宇宙飛行士を対象に飛行前後における、起立時とステップ動作時の脚の筋肉の筋電図および重心バランスの変動を測定します。また、歩行動作や跨ぎ動作における筋電図を測定します。それらのデータから筋シナジーを定量的に評価し、長期宇宙滞在が骨格筋や感覚運動制御に与える影響を解明します。
期待される利用/研究成果 この研究成果は、宇宙飛行士の帰還直後の姿勢制御や歩行における再適応のメカニズムの解明に役立つとともに、宇宙飛行士の帰還後のリハビリテーションプログラムの開発や臨床現場における効果的なトレーニングプログラムの開発にも貢献することが期待されます。
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宇宙滞在における筋シナジー制御機構の解明 [ pdf: 402.8 KB] 70432

寺田 昌弘 TERADA Masahiro

京都大学 宇宙総合学研究ユニット 特定准教授


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