更新 2023年12月20日
袋型培養槽技術による栽培実験
株式会社竹中工務店
共同研究機関:キリンホールディングス株式会社、国立大学法人千葉大学、
東京理科大学、JAXA(宇宙探査イノベーションハブ)
近年、月や火星などの天体へ人類の活動領域の拡大を目指す機運が高まる中、将来の月探査などでの 長期宇宙滞在時に向けて、地球からの補給に頼らない安定した作物の食料生産に向けた技術実証です。
「きぼう」での取組み
密閉した袋内で植物を栽培することで雑菌の混入を防げる袋型培養槽技術を用いて、「きぼう」船内でレタスを種子から48日間育成、1袋を地上に回収しました。微小重力環境下での本栽培の有効性や他の栽培方式に対する優位性の確認を目的とし、実験用に開発した栽培装置は、3袋の栽培が可能でISSの飲料水から培養液を作成して無菌化して各培養袋に供給できるシステムを備えています。